JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2025年07月01日 19時05分

  。。想う昔はいずこにと。。

。。 葵の花に 訊いてみる 。。
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この葵の花への想いは 思慕といってもいいくらい
私の子供時代 山梨が養蚕の時代を彷彿とさせる立葵の花

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それは籠を背負い 蚕の桑の葉を取りに行く 母の姿に重なる

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その葵の花が 近年は激減し 子供時代からずっとあった
道祖神の葵も なぜか亡くなってしまった
 偲ぶむかしは  いずこへと。。

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2025年06月21日 21時28分

2025  picture diary


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もうすぐ夏がやってくる  おもいでを連れて。。
ここのヨナクサフジの群生がおわり また来年
はや今年の半年が過ぎた 淡々と、ただひたすらに  

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 2025年の夏至の   今日の夕景‥
8時近いのに  この明るさ…
冬至には信仰に近い 想いが在るのに
夏至にはとりたて 風習も感慨も少ない
太陽が南の冬へ向かい始めるのは事実ですが‥
縄文などの古代には 暗く長い、耐え忍ぶ冬が
暖かい春へとむかう 分岐の日だったのでしょう

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緑濃き蜂城参道 江戸時代からの石垣

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海老名の夕刻 軍用機も風物詩

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雨上がりの雲が城山に 山頂から左下に 舞台が見える

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大塚古墳の晴れた空 1400年の連綿と 年のながれ

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五月のおわりは 雨上がりの雲が 山に名残の夕

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裏の畑への路に ナヨクサフジが 春のなごりを

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雑草扱いのこの花の その秘めたる美しさが 暮れる空に

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また来る春の 五月のおわりを 野草とともに この刻を


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2025年06月15日 20時55分

遠い日のホタル

・・幼い息子を亡くした年の今ごろ
ホタルを川辺に見に行った
帰るとき 一匹のホタルが ずっとついてきた
:: あれは息子じゃなかったろうか、、

 ラジオで聞いた この話の哀切に胸が詰まった

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 蛍も終わりの6月末の夕、実家の兄貴と昔話をした帰り、蛍の居そうな川に寄ってみた。
何十年ぶりの竹藪のある川…そこが幼なじみの女の子が水死した処であることを思い出し、ハッとした。

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2025年06月12日 20時32分

海のホタル

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2011/6/15 丹後の水田と日本海

  山梨に越してきて物足りないのは果樹地帯なので水田が少ないことだ。 この時期になれば田植えの終わった田んぼにカエルの声が賑やかなことだろう。
日本の原風景といえば稲作であり水田なのだと思う、そんな風物詩に飢えている。もう一つは海がないが、代わりに3000m級の山があるから諦めがつく。

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2025年06月06日 16時03分

cloud IN cloud 雲の意匠

雲に意匠なんて あるはずもない
自分がww雲であることすら知らない
主体も何もないものが 何かの啓示のように見える

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翳りのまったくない 切ないほど 真っ白な雲の日

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でもそれが なぜ切ないのか  わからない

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その日の夕暮れに 浮いていた この日のなごり

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激しい風を 想起する 最期の陽光に。。

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陽光の翳りの雲 その心は、、

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ちぎれ雲

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日没後 甲斐駒が岳をすっぽり包んだ雲

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2025年06月06日 12時36分

2013年6月6日‥

2013年6月6日‥
金星の太陽面通過という稀有な現象を見れたのは幸運だった。
神奈川の伊勢原から雲の切れ間だった 
次に起こるのは2117年12月10日だから『誰も見てはならぬ』ではなく億万長者が全財産を投じても見られない。
全ての根幹たる時間に究極の公平があるのは、この世の信頼に足ることだ。
しかし膨大な時間を経てこの予測をするのは『現状維持』がされる前提でのことを誰も疑わない‥管理者も規則も、ましてどこにも主体というものがない無秩序の極みのなかに、むしろ秩序の極みがあるのは何故だろう‥
物理法則というのは言わば力学であり、放置された物体は安定する場所に落ち着く‥140億年という 膨大な、永遠と言える時間を経て、合理性の極みである状態に落ち着いたのが
秩序の正体ではないだろうか‥ と天文少年は考えた  
  でも140億年のその前はどうなってたのか? 
    そして 無とはなにか(^^)

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カメラは何で撮ったんだろう。。と言っても投影法で
それをNikonD3で撮ったと思う
レンズは友の遺品の 300/2.8 +1.4テレコンバーター

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2025年05月26日 17時49分

もののあはれ。。

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もののあはれ  ってこういうこと?
本居宣長に  そう尋ねてみたい

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30年は我が家の居間にあったテーブルが 
昨日の粗大ごみ収集日に家から出ていった
ありがとう と手をやった。。のかな?

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家族の団らんの中心が 冷たいコンクリートのうえに
孫の幼児用自転車 息子の座椅子。。愛しきあの時代

午後になってつい覗いてみると 回収された空間が胸に沁みた

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家人にそれを つい呟くと「そんなんでこれからどうすんの」
。。たしかに  この先には自分とのお別れまで待っている

母の命日の 墓参りの径すがら もう葵が咲いていた

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2025年05月20日 21時38分

野辺に暮れる


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裏の畑へ野辺に咲くナヨクサフジ 桃の花が終わった頃に咲く

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雑草扱いされるが 道端に群生するいっときの風物詩

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暮れてゆくそのさまの 野辺に過ぎてゆく この時に浸る

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何か気配が。。と振り返ると 畑の岩穴に棲む子狐が見ていた 

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2025年05月17日 12時59分

ユートピア考

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齢を重ねて目立つのは気に入った場所への固執と執着と耽溺(笑)
ここから見上げる稜線がたまらなく 度々行くようになった…
あの尾根に行けば、雲に手が届く美しいユートピアがある‥
恋焦がれるような憧れに、行ってみれば唯のヤブ…
始末悪い荊棘地帯だった 憧れの地に着いてみれば 
何もないただの静寂境  その無常感‥
それは人生にもよくある普遍的なこと、悟ってはいるつもりだが
萌えたつ緑の この尾根を眺めに 今年は行けなかった‥
あとは重い緑が10月まで変わらない‥
また来年の春に。。 しかし今ここで思うそれは遥かに遠い‥
ことに年取ってからは  残り少なさを想うのが切ない (^^)

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2025年05月15日 21時43分

まつりの日。。

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神奈川に居た頃の 4月29日 近所の日月神社のまつり
かえりの石段に 妹を気遣う姉妹 若いおとうさん
その前には 肩車の 父子だろうか。。つつじ咲く佳き日

成人したいま 15年前のこの日を覚えているだろうか
私だけではなく このみんなに 愛しい15年の日々が
流れていったことを想う

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2025年05月12日 21時56分

雑念帖


。。eye contact 。。
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窓から視線、、上にはマリリン モンローらしき

‥適者生存‥
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車内に浮遊してきた植物の種子‥
移動できない植物の宿命を
何という『飛躍的』な方法を編み出したこの知性が
『適者生存』というメカニズムだけなのか
‥そこには恐るべき峻別と篩落しと
永遠とも想える長い時間を経ての結果ではあるが‥
自然界は宇宙そのものが『放置』の結果 
放置こそが唯一の合理性と力学的な安定に至る方法であると‥
しかし短いスパンで生きる私達はそれを待てない。
… 適者生存 私が生きていていいのだらうか(^^)

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mind。。
雨に濡れ 遠くの山を向いた案山子
マインドって精神とは違う内なるものって感じ
案山子にマインドはあるのだろうか。。
ないに決まってるとは思うが 雨の中こうして
山を「見つめてる」さまにはマインドを感ずる
そしてふと布団の中で、夜の畑に佇むさまを想うと
更なるマインドを感じてしまう


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茂みの中から白無垢の女が。。
この得体の知れない不気味さはなんだろう
実態は春の風に吹かれた 農業用のビニール
無機な物質による目的も意味も また主体もない造形は
それゆえに どんな想像や なた妄想を乗せることができる
美もアートも 自然という容れ物に敵わないのは
生身には真似のできない その意図のなさだと想う

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2025年05月07日 21時43分

2025 惜春譜 華を回想する

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春は武田勝頼ゆかりの慈眼寺からはじまる

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武田家滅亡に際し 遺品を当寺に預け 東にむかった

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私にとって桜の聖地は 中世の小山城址

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2025年05月06日 22時41分

mountain view ...自宅より山岳展望

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雨上がりの西空に 雲間に南アルプスの雪が。。

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2025年04月30日 20時29分

フィルムと デジタルの強み

ジープワゴンから桃の花を見る構図を撮ってみた

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フィルム写真‥いまや金が掛かるし(^^)未練も何もない
下の写真はデジタルの無加工 上は暗部だけを明るくした
別個にイジれるのが強みだし しかも元来が暗部に強い
夕暮れや夜明けが好きなのでデジタルの特性には飛びついた。
フィルムだと下のようになり 何も出来ない。
まぁこれを良しとしてたフィルム時代は諦めと順応だった
今更フィルムシュミレーションなんて要らないと想う
眼球も基本下だろうが 脳がHDR(ダイナミック)処理してる
写真もそうしたいと思う デジタルの強みはそこにある

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2025年04月03日 21時38分

教習所の桜

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 ピンチヒッターで担当した教習生の送迎。。
マニュアル免許を合格し,今日が最後の送迎の若者
『明日は山梨を出るんです』 という
ふるさとを出る胸のうちを私に言いたくなったのか‥
つい親の心中の側に想いがゆく
『お父さんいくつ?』と思わず私
『40いくつですけど 髪がかなり薄いんです』
とそこまで言う(^^)
『母が、きっとお父さんのようになるからと心配するんです』
彼はイケメンのフサフサである
『出ていかれる親は寂しいもんだから連絡してやんなさいよ』
私の息子が家を出た、あの日のことを話す
『関西ですか,遠いなぁ』 と逆に思い遣ってくれる彼

‥そこそこ親しくなる頃  終わるのが送迎の仕事である
『おめでとう じゃ 元気で』
『はい,お世話になりました』
  彼の人生に幸あれと想った

 あの日はもう 一昨年の春になってしまった
 彼は都会で 元気でやっているだろうか
   あの坂道発進の桜は咲いたろうか

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2025年03月22日 18時20分

雪にリンホフ

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テヒニカⅣ型にハスキーの三脚 シルバーのハイボーイ
これだけの役者はそうそうない(笑)

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今やインテリア/オブジェと化していた、かっての銘機
遅い雪のなかに絵になるだろうと 持ち出してみた
写真を撮るというより、今や古典芸能の如き様式美を求め
直ぐ近くの5世紀の古墳 1400年の尊厳に敬意を込めて

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