JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2024年11月01日 17時39分

--- 広河原発甲府行き 最終バスにて ---

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もう登山シーズンも終わりかけた11月初旬のころ---

寒々とした広河原から、下山する数人の登山者を乗せ、甲府行き最終バスにのった。

もうほとんど暗くなった芦安駐車場につくと初老の登山者が訊いてきた

「駐車場はここでしょうか」 閑散として暗いので不安になったのだろう

「ここしかないですから大丈夫ですよ」 そう答えると「ありがとう」と降りていった。その先にステーションワゴンがあり、そちらへ歩いて行った。

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2024年10月02日 12時01分

2024  picture diary


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goodbye September

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秋の意匠。。積乱雲の威厳を保ってはいるが

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ゆく八月‥
どこへ?トキの冥宮ってあるのか,そんな想いが昔からある
8月31日‥それだけで唄のタイトルになりそうな字並び 
明日から学校という絶望感に打ちひしがれていた私(^^)
あの子がよく,今日までやってこれたと想う 
夏の翳りの畑の写真‥ ニーノ,ロータの
『太陽がいっぱい』を彷彿とする,
アランドロンが逝った八月
彼こそが人類の美の頂点だったと想う,いかに美貌の女性でも,
あの生い立ちからの愁いには敵わない
美には陰が必要なのだと想う

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生まれるまえからあって
死んでからもずっと 続いてゆくもの
命をこえたものを しかと見ておきたい
それが この世に生まれてきた意味
永遠が見える
そう呟いてみたい


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2024年09月28日 21時04分

槍の一歩

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40歳の記念に北鎌尾根を目指した
その頃はまだ貧乏沢からのルートはなく夜行で大町駅を降り高瀬川を遡った。朽ちた吊橋を渡り千天出会の渡渉ではロープを使った。夜行から北鎌沢出会のビバークまでの長い行動はバテた。
翌日は好天に恵まれルートファインティングを愉しみながら独標を超え,ルートに確証のないテラスで月下のビバークが沁みた。
北鎌からの槍は立って見えて登攀が気になったがチムニーも楽しく登り夏山登山者で賑わう槍の頂上へ北鎌のフィナーレ‥辿って来た高瀬川を感慨深く眺めた。ここからは一般ルート,降りに向けての一歩がヌルッと滑りヒヤリとした。北鎌の静寂から一転し,過度の登高に岩が摩滅し,加えてゴムの跡のような感触‥これは却って気を引き締めねば危ない,と緊張した。槍の登山道と言えば極度に利用され手垢にまみれ‥既に娑婆が始まっているのだ‥それが初めの一歩の感触だった。
 この山行は西穂までの予定だったが奥穂で雷雨に見舞われたのを口実に中断した,惜しいとは思わなかったが今思えば北鎌から西穂までの縦走をしたかった。

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2024年09月09日 08時03分

忘れ得ぬ山 … 晴れた能郷白山にて …

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単身赴任先の静岡から、遠路北陸の能郷白山に向かった。
この頃は森林限界が低くメルヘン的な北陸の山に惹かれていた

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2024年09月02日 22時45分

人間の土地   蝙蝠岳の避雷地

南アルプスの蝙蝠尾根から仙塩尾根を経て北沢峠まで、テント5泊の山旅を計画した。

2日目の蝙蝠岳直下。頂上に泊まろうと思ったら激烈な雷雨に襲われ、間一髪でハイマツの中に逃げ込んだ。

翌朝、テントを撤収すると、くっきり一夜の生活スペースが浮き彫りになっていた。この狭いスペースで雨をしのぎ、漆黒の深山の夜にくつろげる。人ひとりの生活空間は本来これだけあれば十分なのだ。(笑)

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おまけに座ったままですべての衣食住を処理できる。この暮らしに慣れてしまうと、下山してすべてのことが立ち上がらないとできない日常生活がなんと億劫なことかと思えてしまう。

このザックのなかに5日間の衣食住のすべてがあり、これが家であるといえる。これを背負い単独で寝泊りしていると野生に近くなったと自負するがとんでもない。たかが夏の5日間を過ごすだけで25kgほどの大荷物になってしまう。たいして野生は手ぶらではだし、全裸?である。さらに驚異なのはそれで厳冬期もしのぎ何十年も暮らす。同じ哺乳類でありながらこの生活力の違いはなんだろうか。

しかし一夜の褥とし体を横たえた土地を立ち去るとき、普段なら感ずることのない。その地への恩義が、なごり惜しい。

「罪と罰」に罪を犯した青年が良心の呵責から大地にキスするシーンがあった。北海道の方々もよく「大地」への思いを口にする。ロシアや厳しい北国の人の心に、むしろ大地への思いが強いのはどうしたことだろう。


2013/10/12

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2024年08月29日 15時01分

北岳と若狭富士(青葉山)

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( 栗沢の頭より北岳 )

日本の高峰の一二位を占める白根三山の縦走に際し
名高い大門沢の急登から農鳥へ登り、間ノ岳から北岳を経て降りてきた
若い女性2人に訊いてみた
『キツい大門沢をなぜ降りにしなかったんですか?』
ボーイッシュな方の女性が応えた
『北岳を目指して登りたかったんです,でも雲で見えなかった』
もう1人の彼女も頷いて笑った
‥ なんたる山への純真 こうならなければだめだと思った
難易度や合理性で行動するが,大切なのは 
それが憧れや心を満たすかどうかだ。
聞けば福井から来たという
若狭の海からの青葉山の姿に憧れ神奈川から行った話をすると驚き喜んだ
あの秀麗な姿,意外にも鋭い頂稜は若狭富士と称すに相応しく想えた。
ふたりが運んできた若狭の空気…滲み出るその郷土愛
14時30発の奈良田行きバスから手を振っていた 
ふたりの山に幸あれと思う

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( 若狭湾に青葉山 )
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2024年08月22日 14時50分

涼 二千二十米--- 

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白根南嶺を笊ヶ岳まで歩く途上、転付峠の石碑に、こう彫ってありました。

転付峠は山梨の早川から静岡の大井川の源流域へ越える旧い峠道、行程は7-8時間程。二軒小屋に入るなら椹島経由より案外な近道でもあります。

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2024年08月15日 11時04分

八月十五日。。

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…炎天の静寂のなか 遠くから流れるような天皇陛下の声…
日本の解体という不安感や万人の覚悟が.
どんな山村の隅々にまでも染み渡っていった夏の日…
どんな脚本家でも.これほどの場面は描けない。
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終戦があと半年早かったら…沖縄戦も集団自決も.大和の特攻も.
本土空襲も.広島も長崎も.ロシア参戦もなかった。…
310万と言われる犠牲者の半数近くが救われたのではないか。
しかし見栄と面子で決断出来ず、完膚なきまでも叩きのめされ
あたかも無能な経営者による倒産のような一般的事例を
国家に当て嵌めるには.あまりに事柄が大きすぎた…
史上唯一の被爆国でありながら犠牲者の怨念に報いる
核兵器禁止条約の批准も出来ない
従属的立場の国家…それは私たちが受け入れざるを得ない
残債なのだろうか

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2024年08月12日 11時27分

日航の頭 を想う

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          … 御巣鷹山 …
あの8/12の夕刻は山梨に帰省していて、薄暗くなったころ東方に戦闘機のような爆音を聞きました。その後暫くして123便が行方不明との報が入りました。
後日の航跡図によると、尾翼を失いノーコントロールになった123便が大月上空で大型機とは思えない360度の急旋回をしてるんですね、爆音はその時のものだったのです。

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2024年07月14日 17時52分

登山初心者 友人S

甲斐駒から鋸岳へ 友人Sのクライムダウン
私なら遥かにブザマなフォームに違いない

 彼は永年渓流釣りを趣味とし、本格的な登山経験は皆無だった。
沢の歩き方は洗練されていて、丹沢の沢登りでは私が確保してもらった。
 彼の本格的登山の体験を、いきなり奥穂から西穂の縦走としたのは、あの岩稜の鋭さを見せたいのと、3000mのステージへの彼の反応が見たかったからだ。

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2024年07月10日 14時44分

cloud IN cloud 雲の意匠

雲に意匠なんて あるはずもない
自分がww雲であることすら知らない
主体も何もないものが 何かの啓示のように見える

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陽光の翳りの雲 その心は、、

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ちぎれ雲

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7月9日の日没まえから盆地東部に厚く異様な雲が発生した
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日没後 甲斐駒が岳をすっぽり包んだ雲

カテゴリー: 自然 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2024年06月30日 15時58分

タクシー インプレッション

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2024/7/2 塩川の堰堤上の朝
息子が関西から東京に転勤になり 駐車場難から預かった
茫洋としたフィーリングは形容しがたい乗り味
神戸ナンバーが関東になじめずにいる感じがする
コンフォートよ あれが富士山だ 神戸が恋しいか
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  車検で預かった神戸ナンバーのタクシーを感染状況から自粛で引き渡せず二か月近く乗った。

カテゴリー: 自動車 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2024年06月29日 15時21分

バットレスのささやき

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ボーコンの頭からの四尾根とマッチ箱のコル

未練はないが、ここを登ったリッジとして見上げたかった(笑)

 ( 単独の限界。。 )  
 登山バスのバイトを共にすることになった同じ年の人は眼光鋭い精悍な人だった。
むかし山を登ったというから当然北岳も?と聞いたらバットレスを登ったという。ただザイルに繋がって登らせてもらっただけだと、そのことへの気負いは全くない。

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2024年06月13日 06時42分

海のホタル

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2011/6/15 丹後の水田と日本海

  山梨に越してきて物足りないのは果樹地帯なので水田が少ないことだ。 この時期になれば田植えの終わった田んぼにカエルの声が賑やかなことだろう。
日本の原風景といえば稲作であり水田なのだと思うが、そんな風物詩に飢えている。もう一つは海がないが、代わりに3000m級の山があるから諦めがつく。

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2024年05月29日 15時07分

ランクル FJ40 旅立ちの日

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2004年 やってきたFJ40 S50年最終モデル
2F6気筒4200cc 三方開きリヤドアは北米仕様?
ノーズブラ ターボチャージャー装備のモンスターだった
タイヤは当時流行ったスーパースワンパー

カテゴリー: 四輪駆動車 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2024年05月29日 11時24分

mountain view ...自宅より山岳展望

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左の小ピークが石和から金峰への尾根にある鹿穴という
展望はないが趣ある小天地 鋸岳にある似た名前が
なんだっけと出てこない自分に驚いた 後刻に鹿窓の名が
昔日の めくるめく登降の記憶とともに蘇った
無名の峠らしき鞍部の右が鬼山。金峰へのトレースから
何故か外れ、行ってみたら未踏だった、北へ降りると岩堂峠

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初夏の候になると大蔵教寺山北方の辺りに日が沈む
名前を忘れたが感じのいいピーク。昨年暮れにここで弁当にした
あそこはどんな風に暮れていくのだろうと想いを馳せる頃


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