JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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山梨へ来てから地図の教科書に載っていた京戸山扇状地に住んでいる
ここは母の郷ゆえ京戸山はまさに郷土の山である。
その大きな山容は京戸山山系と括られ、山梨峡東地方の重要な山だが、山梨百名山は盟主京戸山ではなく、なぜか隣の達沢山が選ばれている。
子供のころ母の兄である叔父さんが家に来て、いつも父との会話の中に「京戸の山」と言っていたのを郷土の山と聞いていたが、あれは何を話していたんだろうと今も想う。
始まりは重く 終わりはさびしい
この身勝手な感情をもう六年も繰り返してきた。
この時期はふと、家にいても今朝の始発は何人乗ったろうかとか、
夕方になると、山を降りる最終バスが暮れる野呂川を走る様子や、
夜叉神トンネルを抜けて夜景が見える頃だろうかと、つい想像する。
七年前の10月30日 25年の住まいの最後の灯り
家じゅうの灯りという明かりを全部つけて賑やかし
お祭りのようなセレモニー気分で 寂しさを紛らわした
その晩から7年を経て 生地の山梨から 亡きこの家を偲ぶ
親と18年暮らした生家と 子供と25年暮らしたあの家と
今となれば、どちらに思い入れがあるのか。。
(写真は旧い航空ファンからのF100戦闘機)
深まる秋の霧ヶ峰 その寂しさに為す術もなし
美ヶ原から霧ヶ峰縦走
プロミナーに萌える
美ヶ原で見かけたKOWA(コーワ)20x120(20倍,口径120mm)の観光双眼鏡。
私はコーワというブランドに一目置いている。コーワシックスという6x6の一眼レフにはハッセルと同じぐらいの魅力があった。あとコーワSWという異彩を放った広角専用機を欲しかった。
プロミナーというレンズ銘がまた別格を感じさせた。プロミナーとは卓越した、という意味らしいが太陽のプロミネンス(紅炎)と関係あるのだろうか。
この古びた重厚な風格の双眼鏡は、ここに設置され何年になるのだろう。100円で2分ぐらいだが、これは覗かずにはいられなかった。
9月18日は忙しく、また充実した日だった。
鉄道の当日期限のチケットを貰ったので万障繰り合わせ小海線に乗るつもりでいたが、民生委員として係わった方の納骨の儀になり諦めた。9時に市役所に行くと会議を欠席したツケもあって、休みの今日中に地域の高齢者への敬老祝金と小学生からの手紙をお届けしなければならないことが重なった。
( 方丈記 )