JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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昔は桜が終わってから桃が咲いた、しかし気候変動のせいだろうか
桜の終わりに桃が追いついた感がある。絢爛豪華な桃源郷のオープニング
荒神山は荒神崎とも言う。海のない山梨だが笛吹川に突き出した突端を崎と呼んだのだろうか。
となり村の親戚に行くのには山越えの峠か、この荒神崎を回りこむ必要があった。
同じ歳の従兄弟と親しかったので数えきれないほど通ったが荒神山には登ったことはなかった。
桜が咲くと、暮れに急死した従兄弟への思慕が否応なく、気配を追うような気になって登ってみた。
--- というより咲きやがった-という方が近いかな
もちろん綺麗だとは思うけれど、それだけでは済まないところに
この花の意地悪というか厄介なところがある。
さいきん桜が咲くと亡き父のことを想う。
晩年の父がこの花をどんな想いで見ていたろうか、というふうに---