JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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子供の頃、養蚕全盛期の農村にはいっぱい咲いていた。
そのせいかモンペ姿のおばさんと、記憶の風景でセットになっている。
都市化した背景には似合わないせいか、最近では激減している。
この花の周囲には、かっての田舎の空気が・立ち去りがたく・淀んだように漂っている
昭和18年・まだ兄が6歳の時・父と祖母に連れられ・淡路島の親戚を訪ねて行った話を聞いた。
あの時代に山梨から淡路島までの道中がどれだけの遠さだったのか…
夜行列車の果てしなさと長い停車時間の闇と静寂が記憶に残っているという。