JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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大山に沈む冬の陽 ノラと私に 同じ日が過ぎてゆく
この色 ガータゴヤの小屋(笑
…この本を読むのは2度目である。前回に感動したところやら目から鱗のような個所に赤線やら括弧がしてある。
ところが今読み返してみるとなぜ感動したのか解らない。
この数年の間に私の何かが変わったのか…
それは考え方ではなく理解力であり脳の切れ味のような気がする。
たしかに難しい内容であり一言一句読み飛ばせない、数学のような論理の極みである。
しかしそれを理解できたからといって生きる上で何の足しにはならないし、むしろ有害なことだろう。真実か有益とは限らない。真実を知らない方が幸せなことが多い。
今ってなんだろう。現代とか言う広いことではなく、
過去と未来の間としての今を厳密に定義するのは難しい。
未来が今になり過去になる。未来も過去もさわれない。
唯一今だけがさわることができる。そうだろうか?。。
一秒前はもうさわれない。今というのはとてつもなく尖った切っ先で、さわれない気がする。目にした今はすでに過去ではないだろうか。
漠然とマッターホルンを目標とし、高山病に弱い私は訓練を兼ね、
いつも富士山は山じまいの後9月になってから登った。
10年前の9月12日の午後から山頂を目指し、異様に美しい夕焼けのなか山頂についた。
風が強かったので測候所脇にテントをはった。
9/20となれば夜明けは遅い 始発の空にもうオリオン座
三連休の明けた今日は13人の登山者様が山に向かった