JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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ひそやかにやってくる夜明けは、この世の最上のもの
そう思います、この厳かな時に立ち会っていたい
いつも灯りもPCも点けず、次第に明るくなってくる様子をみています
今朝は封筒が白く見えていて、見上げたら25夜の細い月の光でした
この時間、FMの古楽の愉しみ(バロック音楽)を何十年も聞いています
夏山ならば、もう稜線を歩きながらイヤホンで聞いている時間です
今日の夕刻は荒れ模様の雪雲が荘厳な景観になった
ふだんはなんの変哲もない家の前の県道がなんと絵になることか
この空を背景にしたら、たとえ捨ててある洗濯機でも撮りたくなる
しかし心は舞い上がってしまいあたふたと、これしか撮れなかった
神奈川では竜巻が発生したらしい、こういう時、そうなることが多い
美にはトゲがある、、、つくづくそう思う
私の誕生日に大阪の友人が描いてくれた絵の原画をいただいた
仔細に見るとPCで見る画像とはまるきり質感が違う
いかに高価なスキャナでも、複写というプロセスで限界はあるのだろう
対象が好きなF6Fヘルキャットだから余計に違いが際立って見える
波打つ外板の継ぎ目、排気スモークの汚れ、塗装の艶と鈍い光り具合、
そこまでは描き込んでいないと言うだろうが、知っていて描くからそう見える
多分にデフォルムされているがフォルムを知り尽くしているから、らしさが出る
日本機は嫌いではないが、非力さゆえの繊細さと、史実からくる悲壮感にあふれ
単純に評価できない。この宿敵グラマンには、その対局な合理性とタフネスがある
今はネット何でも見ることができるが、本物の質感を知ることの大切さを痛感する