JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

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2022年06月06日 19時09分

 プリンスS54A 品川5-な58のシワの訳

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山帰りのプリンスの、ナンバープレートが不自然であることから,若い日の不始末を思い出した。
三鷹から目黒への通勤の朝。混雑した20号にイラつき右折禁止を強引に右折した。白いバンが直進してきて衝突した。当時の『先に怒鳴ったもん勝ち』という野蛮なセオリーを鵜呑みにし,甲州街道に団十郎の如く仁王立ち『どこ見て走ってやがる』とやってしまった。作業員風が3人降りてきて『ガキの癖にとんでもない野郎だ,事務所でカタをつけるから着いてこい』先の剣幕は何処へやら,どう見ても分が悪い,落ちて紙クズのように丸まったNoプレートを拾って着いていく。逃げようと浮かんだが出来なかった。

カテゴリー: 自動車 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2022年03月04日 21時57分

キエフの大門

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( ELP/展覧会の絵のLP  50年持っていた )

『キエフの大門』はエマーソン.レイク&パーマー の前衛ロック
『展覧会の絵』の終章
私はピンク,フロイドを契機にプログレッシブ,ロックに心酔した。
当時ELPと言われた神がかりの演奏技術の3人がムソルグスキーの大曲をモチーフに世に問うた曲。20代そこそこの若者がこの壮大な曲に取り組むことに驚いたけれど,ヨーロッパにはクラシック出のミュージシャンが多い

カテゴリー: 総合 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2022年02月26日 11時57分

北鎌から西穂...間の岳西岩稜にて

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(   北鎌尾根   )

   北アルプスの槍、穂高連峰を南下すると、のっけから最難関、北鎌尾根で始まる。

槍ケ岳から一般ルートになり、大キレットの巨大なギャップを経て奥穂高に至り、厳しい岩陵を南西に伸ばして西穂高に達する。全行程は4日ほど、これだけの長い岩陵は他にはない。

   私はこの縦走を友人と共に目指したが、北鎌尾根というメインイベントが終わり、奥穂高で豪雨に襲われたことを自分への口実として下山した。本当は北鎌で終わった緊張感を、奥穂から西穂への濡れた岩陵を辿ることで再び奮い立たさねばならないのが嫌だったのだ。その時は大して惜しいとは思わなかったのだが、日が立つにつれて自分の不甲斐なさに腹が立つばかりだった。

   山は逃げない、という言葉がある、どういう時に使うかというと、たいてい失敗とか挫折して山を降りるとき、また来ればいいさ、という意味で使う、それが単なるまやかしであることは当の本人が一番よく知っている。こう呟いて帰るしかないのだ。しかし人生はそう長くはない、中年の下り坂の体力で山を見ると、それは膨張する銀河のように遠ざかっていく。

カテゴリー: 登山 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年12月22日 22時43分

淡路島へ 西国の風景

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郡上八幡の盆地から白鳥を経て山越え
九頭竜源流から福井県大野に至るのは日本海への道筋
九頭竜の源頭にひそやかに。。落人伝説の平家岳がある
能郷白山の帰路に見た、ゆかしき佇まいに惹かれた

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県道を外れ、九頭竜左岸の古道を西へ向かう

カテゴリー: 総合 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年12月19日 21時07分

旅立ち オプティマス8R

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オプティマスのガソリンコンロはガスの時代になってからは
低温に弱いガスに比べ火力の要る冬山にしか使わなかった。
テントに潜り込み,やっと暖をとりレトルトやコーヒーを沸かす‥
8Rの燃焼音。。いじましいような、ささやかな幸せの時だった。
 もう冬山は行かないだろう、ヤフオクにと見たらこの使用感。
10歳若ければ部屋に置いたろう…あえてこの貫禄で出品したら
九州の方が落札した。8Rは憧れた久住の山でも行くのだろうか…
 40年近く家にあった8Rは,ヤマトのカウンターに置いてきた。
慣れ親しんだ道具との別れは同時に、ひとつの時代への別れだった
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カテゴリー: 登山 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年12月17日 21時53分

2021 バスの記憶

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ここが広河原への白眉というべき絶景

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芦安始発 夜明けの美しい時間

カテゴリー: 登山 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年12月11日 21時26分

ツインの駿才 ヤマハTX-500

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オフロード好きの私がエンジンに惚れて買った唯一のロードスポーツ、ヤマハTX-500。
ツインの180度クランクのパルスと官能的な高速域に魅了された。
ライバルのヒットした4気筒のCB550とはムキになってバトルした
TXの無類の操縦性と高速域のパワフルさは素晴らしかった。
当時マニアック(変態?)だったオイル引きのベルスタッフを着て出かける朝のシーン

カテゴリー: 単車 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年11月17日 23時01分

北岳古道(3)鮎差への径

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 広河原へのバスより早川を眺める

 かってウェストンが辿ったという五葉尾根杣道は、その面影もなかった。
絶えて久しい深沢下降点と言われた岳人たちの冬山ルートも、その痕跡は見つからなかった。深沢ルートは野呂川林道が出来てから吊尾根への新道と言われたもので、山仕事の古道を経ての登山というに値するのは、夜叉神を降りてゆく鮎差古道から荒川小屋を経て北沢或いは吊尾根を北岳へ至る、それは「北に遠ざかりて」という北岳の奥深さにふさわしい。

カテゴリー: 登山 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年11月02日 17時37分

南アルプス...観音経トンネルの謎

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(   野呂川林道開削記念碑   )

   五月末のある日、私は野呂川林道(南アルプススーパー林道)で写真を撮っていた。

三脚を立てた場所は、この林道のなかでも際立って険しく、観音峡と呼ばれる高度感のある所である。V字型に深く切れ込んだ谷の対岸に間の岳が三千メートル峰の貫禄で残雪豊かに聳えたっていた。

私はトンネルの出口で、4X5のカメラを構えていた。大判のカメラは1カットが手間がかかる。私はカブリ(黒い布のこと)の中で逆さまに映るピントグラスを覗いていた。ふと耳元でささやく様な声がする。誰か話し掛けたのかとカブリから出ると人影はない。左のトンネルから風が吹いてくる、声はその中から断続的に聞こえて来る。その調子は歌のようだ、風のいたずらか?と聞いて見てもやはり人の声に聞こえる。それは木曽節や炭坑節のような労働歌の様である。誰かがこの長いトンネルを歌いながら歩いてくるのだろうか、しかし声は近ずいて来る気配はなく、時には大勢がドッと笑ったり、かと思えば再び耳元で囁きかけるように聞こえたりするのだ。   私はゾッとして三脚ごとカメラを担ぎ、トンネルから離れた。

カテゴリー: 登山 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]

2021年10月24日 20時45分

2021 picture diary

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2021年の夕日は見れず 山は荒れ模様の雪雲に暮れた

カテゴリー: 総合 | 執筆者: kazama [ 続きを読む ]