JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2024年02月26日 20時45分

mountain view ...自宅より山岳展望

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降雪後一日も経つと稜線が浮彫になり、山の構造図のよう
尾根の構成 接続の様子 山の概念を掴むのに絶好の時
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東御殿から西御殿を経て うっとりするこの稜線
芽吹きのころ ここを歩き 一夜の褥としたい

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降雪のあった翌日 乾徳山から黒金山の稜線

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棚山 ここは山頂に泊まった 
泊まった山は別格の想いがある
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東御殿という雅な山名 
この山の上部には壮大な蚕種貯蔵庫がある
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鈴庫山 ここに登るのは中々複雑な経路を要した
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滑沢山 登行中に義母の訃報を知らされた思い出の地
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赤岩御殿 ここも登高は三窪高原から降りて取り付いた
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雪に暮れる 神秘的な山稜 三窪高原の辺り

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神がかりの甲斐駒が岳
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雪雲にベールを被り 畏怖を感ずる姿

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2023年10月09日 05時06分

富士山頂初冠雪の夜

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漠然とマッターホルンを目標とし、高山病に弱い私は訓練を兼ね、
いつも富士山は山じまいの後9月になってから登った。
10年前の9月12日の午後から山頂を目指し、異様に美しい夕焼けのなか山頂についた。
風が強かったので測候所脇にテントをはった。

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2023年09月20日 08時28分

9月20日はバスの日

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9/20 はバスの日‥
blue is The color はピンクフロイドから盗作

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9/20となれば夜明けは遅い 始発の空にもうオリオン座
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三連休の明けた今日は13人の登山者様が山に向かった
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午前3時の異次元の街を通り抜け登山口に4時過ぎにつき登山客を待つ
雨の予報などの日は乗客はゼロの時もある…それでもバスは運行する
自分のいない部屋を決して見ることはできないのと同じで
空のバスを知る乗客はいない
仮に乗客二人ならそれを知る人は2人
…混雑の40人のバスを知る人は40人…
その数学的論理でバスの混雑のみが多数の人に認識される…
都市部の価値観が日本全体を席巻する構造
  多数決社会の危険性がここにある

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2023年09月02日 16時02分

青い空 白い雲 無名の山稜

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青い空 白い雲
その空と接する緑の稜線
年取ってからその見え方に
恋焦がれるような憧れを感ずるようになった。
それは失った若さへの憧れに通ずる気がする
‥あの稜線に立ってみたい
行ってみれば只の樹林なのは分かっているけれど…

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2023年08月27日 15時56分

ニュースタイル

広河原の山荘ができてからシャワーを浴びて帰る女性が目につく。涼しげなワンピースに着替え足元は登山靴!というスタイルは新たなカッコ良さがある。
勤務を終えた私は1640発最終のバスでそんな女性の前の席に座った。暮れかかる野呂川の谷から夜叉神を超え,灯りの灯り始めた甲府の街に着くまでの凡そ2時間‥単独の彼女を含め10人程の乗客の誰もが無言だった。
山の余韻に浸る,安息に満ちたこのバスの空気が好きである。
 甲府駅で降りる際に,私が床に落としていた手袋を彼女が拾い,私の膝にスッと置き、お礼を言ういとまもなく降りて行く。
その洗練された,身についたさりげない親切… 山がくれたこの一期一会に感謝した。

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2023年08月24日 21時16分

蜂城天満宮 例大祭の夜

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8月24日は母の里宮である蜂城山の例大祭の夜。かっては夜店が出て参道に灯りが絶えなかったと言うが、子供のころの僅かな記憶のみで絶えて久しい。学問の神の天神様が祭られ、長きに亘り子供の書道展が山頂で行われ25日には父兄も登って表彰式が行われた。

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祭りの夜の かってはこの燈明が蜂城に灯った 

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( ふるさと。。小学児童の、この文字が心に沁みる )

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2023年03月25日 20時22分

山崎刑場跡から八人山へ

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秩父山地から南下した尾根が石和で終わる末端に山崎の山がある
過去の処刑場が石切場となり、その荒廃した様が子供心に怖かった
南無妙法蓮華経と彫った巨大な石碑が立っていた記憶がある
山崎の古跡の探訪と、意味ありげな八人山へ登りたくなった

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2022年12月05日 15時27分

中津森をめぐりて

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中津森といっても立派な独立峰で自然林に覆われた秘蜂である
昇仙峡の奥地にあって里からは見えないせいか登山道もない
眠れる獅子といった存在感に以前から惹かれていた
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10/27からの奥昇仙峡へのバス路線が、この中津森の山裾を通る

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2022年11月26日 14時21分

2022 また来年 広河原

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 10/31午後3時すぎ 降雪した北岳の厳粛な姿
この日にバスを降りた方が 11/中旬になり行方不明が判明 
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0515の芦安発 10月末となればこんなに暗い 
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野呂川の谷の紅葉も 近年は随分と遅くなった

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2022年10月06日 22時13分

月山にて

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2006/6/30/1106 データはそうなっている
森敦の「月山」の深遠なイメージに惹かれ登った
残雪を何度も横切って。。頂上で泊まったっけ。。
たしかにあった あの日の月山のひととき。。
かけがえのない 人生一度きりの 月山の6月

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2022年09月02日 09時40分

北岳古道を探る(4) 立石探訪

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立石の尾根から吊尾根への小樺尾根とタル沢 古の経路
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 北岳の古道を探って見たが,五葉尾根,鮎差,荒川からの吊尾根,その何れも片鱗すら確認できなかった。
最近になって奈良田への年配の乗客が立石沢の全貌が見える処で降り,吊橋の痕跡を見たいとの話を聞いた。なるほど五葉尾根古道は立石とシレイ沢辺りで野呂川に降りていた筈だから吊り橋があった可能性はある。確認できれば即ち五葉尾根古道の痕跡となり立石への古道を確認できるかもしれない。
 話を聞いた3日後,芦安発0515のバスで立石に向かった。

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2022年08月23日 14時40分

バットレス今昔

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(ボーコンの頭からのバットレス四尾根
上端が通常マッチ箱のコル)
 車掌を担当したバスに若い女性2人が乗ってきた。ザックには赤いザイル。9ミリにしては太い。聞いたら9.5ミリで50mという。2人で四尾根を登ると言うのが何とカッコいいことか。
『山ご飯』とか言う最近の向きの中で,こんなパーティも居るんだ‥私の羨望の眼差しに『参ったか』と(^^)見下されるかと思いきや
『大丈夫でしょうか』と謙虚な言葉。私を先輩と見て花を持たせたのか‥2人がたまたま,同じバス切符売場のオジサンA(^^)が50年前に最難関の中央稜を登攀したと聞き崇拝の念からの『大丈夫でしょうか』かも知れない。
 バスを降りる時キリリとした面持ちで『行ってきます』ここでの意図的に儀式めいた挨拶は大切で大袈裟に言えば遭難防止への一助になるやも知れない。この2人が登攀を達成し,満ち足りた面持ちでバスに乗るのを見たいと思った。
憧れと試練 緊張と達成感 それが山の心であり
この仕事はそこに立会える善さがある

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2022年08月13日 15時19分

登山初心者 友人S

甲斐駒から鋸岳へ 友人Sのクライムダウン
私なら遥かにブザマなフォームに違いない

 彼は永年渓流釣りを趣味とし、本格的な登山経験は皆無だった。
沢の歩き方は洗練されていて、丹沢の沢登りでは私が確保してもらった。
 彼の本格的登山の体験を、いきなり奥穂から西穂の縦走としたのは、あの岩稜の鋭さを見せたいのと、3000mのステージへの彼の反応が見たかったからだ。

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2022年07月15日 14時23分

八ヶ岳の夜…シンクロニシティ

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   …山の先輩の森永さんと八ヶ岳の登山を終え.カローラセダンで車中泊した時のこと…

午前2時ごろだったろうか.コンコンとガラスを叩く音がし.見ると登山者らしき人が.

「すいません」という手振りをしている。窓を下げると「仲間が苦しんでいるので水を分けて欲しい」と言う。

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2022年07月12日 16時11分

忘れ得ぬ山 … 晴れた能郷白山にて …

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単身赴任先の静岡から、遠路北陸の能郷白山に向かった。
この頃は森林限界が低くメルヘン的な北陸の山に惹かれていた

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2022年07月04日 06時33分

GPSとケモノ道

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家から東に見えるこの尾根が未踏なことに、ふと気が付いた。
ことに尾根がスカイラインを成している尾根はトレースしたい。
そのことによって風景の見え方というか、充実感が変わってくる。
あそこを歩いたんだ。。という感慨は山登りの原初的な喜びになる。

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