2026-01-1321:14

2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅   この映画が公開された翌1969年、人類が月に到達した。映画では2001年に月面基地で400万年前に埋められた謎の立方体モノリスが発掘され、発掘と同時に木星に向けて強い電波を発信する。知性の象徴 モノリスの指し示す木星に向かって宇宙船の旅が始まる。

…登場人物は5名ほど、しかも後半はボーマン船長独りになるから台詞はなく呼吸だけ。地球から7億キロ、宇宙の深淵の恐るべき孤独と虚無感が迫ってきた。上映中、観客の誰もが咳払いもためらう程の息詰まる沈黙…あとにも先にもあれほどの無音の作品はない。

…映画が公開された1968年は成長著しい時代、2001年という響きは「未来」だった。月の到達の次は火星、そして33年後の2001年ぐらいには、木星軌道への旅も夢物語ではない…だれもがそう思っていた。 

そして今は2026年、木星どころか火星すら遥かに遠く、めどは立っていない。あの映画から57年、人類の発展にはさまざまな阻害要因が発生し、行き詰まりを見せている、平和や人道的理念は後退し、宇宙どころではない。しかし知的欲救はヒトという生物に特化された最大の願望であり能力である。世界の知性を結集し、夢を見させて欲しいと思うのは私だけではないだろう。 

画像はイントロに、ツアラトウストラはかく語りき,が流れた場面、この音楽はいろんな場面に使われるが、これ以後、2001年の音楽であるかのようになった。

ピンク・フロイドに音楽製作のオファーがあったと言うが・聴いて見たかった気がする。

カテゴリー: all | 執筆者: Toshio Kazama