JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
This is a static page.

私の11月は抜け殻のように終わり、すでに師走。。
岐阜と浜松の航空イベントをフイにしたのでラストの百里は行きたかった。
百里はブルーインパルスが来ない,その分混雑は少ないのも私には好都合だ。
古参の301、302飛行隊のF4が見られるのもあとわずか、F4なきあと私には魅力的な航空機は見当たらない。F15のフォルムはどうも好きになれない。ネイビーのFA18は岩国に移駐してしまったし、小学生からの長きに亘る、私の航空ファンの時代も終わる感じになってきた。

若い時から百里にはかなり通ったがお目当てはF4とF104で、同じJ79ながらF104の官能的なサウンドにしびれた。
ブルーインパルスはF86FでT2の事故からの高度規制はなく10m以下で全速のダイナミックなローパスは今とは比較にならない。
当時の写真はフィルムだが早くスキャンしないと私の寿命が尽きてしまう。

当初はバスツアーの予定でスマホで予約した積りが間抜けにも無効、アホにも程がある。
長駆茨木までのドライブはこれも病み上がりのリハビリになるだろう。

バスに乗れなかったので会場に入るのを諦め、場外からのフライトに集中することにした
そのフライトはF15の出番が一度だけ、あとは全てF4という、私には豪勢なものだった。
F4のデビュー当時はJ79双発という圧倒的パフォーマンスに度肝を抜かれたF4だが、その後は10tを越える推力の双発の時代になり、その余剰推力に物を言わせたフライトからF4を見ると重さを感ずる。しかしその重量感こそF4、急激なプルアップにはF15と比べ長く加速が必要になる。遥かランウエイの彼方から駆け上がってゆくF4の姿....それこそ胸を熱くし、慣れ親しんだF4の軌跡なのだ。

その50年に近い歳月。。いまだ現役でいる国があるだろうか。。いまや世界でも希少なF4が日本の空を飛んでいる。
5000機を超えたベストセラーF4の最終生産機が自衛隊のF4EJだという。
先日の茂手のモーターサイクルGPのセレモニーで二機のF4がオープニングでサーキット上空を駆け抜けた。こんなことが出来るのはたぶん、整備の優れた日本だけ。。イギリスではスピットファイアが飛ぶが、それより豪勢なF4のセレモニーは、世界中にいるF4のファンが羨むことだろう。その羨望の眼差しが注がれるのはF15ではなくF4であってほしい。
F14がとうに退役したいま、よくぞここまで生き延びたF4。。できることなら最終生産機を動態保存できないだろうか。。もっと理想をいえばどっかの大富豪が手に入れて飛ばしてほしい。。パーツ用ならいくらでも退役した機体があるだろうから。。
Forever F4 PhantomⅡ
昭和48年(1973)製造のF-4EJ 私の結婚の年(笑)

2018年12月1日の日没 45年の歳月がこのF4EJに経過した

2018年12月2日黎明



RF-4E 偵察機 甲府盆地上空に偵察ミッションで飛来する



いったん左右にブレイクする

なぜかデモフライト時は鳥がよく飛ぶ 対抗意識なのか(笑)
昔からよくある現象で どの飛行場でも見られる

六機の密集編隊を組む 二度とない貴重なシーン

重厚な雲に恵まれた ラストフォーメーション

フォーメーションの離陸 一番機の向こうに鳥の大編隊。。

ど派手な記念塗装機 ちょいゴテゴテ感あり(笑)

きれいなんだが。。シャープさに欠ける




黒鷲のタッチダウン

子どものかわいさを撮った(笑)

RF4の偵察ミッションはひところは時計代わりぐらい正確だった

単機行動の偵察任務は私好み(笑)

単独飛行 大空のロマン

タッチダウン 間髪を入れずドラックシュートを出す 後部にロープが見える



ABオンの時は特有の薄い茶色のスモークを引く


後ろは排気ブラストで陽炎状態。。シャープに撮れない

F-15のパワークライム 余裕を見せつける


クールに 素っ気なく感ずる(笑)

最新鋭のころ、、1970年代の空を偲ぶ。。

執筆者: kazama
This post was displayed 1826 times.