JOURNAL SKIN
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荒神山は荒神崎とも言う。海のない山梨だが笛吹川に突き出した突端を崎と呼んだのだろうか。
となり村の親戚に行くのには山越えの峠か、この荒神崎を回りこむ必要があった。
同じ歳の従兄弟と親しかったので数えきれないほど通ったが荒神山には登ったことはなかった。
桜が咲くと、暮れに急死した従兄弟への思慕が否応なく、気配を追うような気になって登ってみた。


案外な急傾斜は前夜の雨で滑りやすかった。尾根に出るときの期待感はこんな低山でも同じ

いくらか不安定な空模様だったがポッカリと青空が覗いていた。



いるはずもない人の 気配を追い求める

さくらの花の、この白さが何かを問うてきて、いくらか危険なぐらいの切れを感ずる

執筆者: kazama
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