2010年08月29日 08時30分 | カテゴリー: ツーリング2010

海岸のアテネ像って、なんじゃらほい。あってね〜

テトラポッドのつくりかた

さてと、場合によってはこのままフェリーで新潟か茨城に戻るか、とおもっていたが東京からのメールがものすごい暑さに毎日ゴーヤだの糸瓜だのがどんどこなって焦熱地獄、みたいな話。暑さにヨワイ我が身としてはせめて9月に入ってすこしすずしくなったころ着きたいからもすこし旅に時間をかけよう。

そう思って函館から青森をめざすことにする。うまくいけば青森について週末の1000円高速で福島まで一気に下れるし。で、不テトラポッド 通常のよりでかい要な荷物を送って、家 とかいくつかに土産の送付を手配して、昼前に小樽を出発。WRの小樽人も途中まで送ってくれるというのでカムエナイの寿司屋にいって昼飯を食おうか、とい うことに。 小樽から余市にでてフルーツラインみたいなのを南へ。余市の道の駅で「ウニのアイスクリーム」というのを300円で喰ったが不味かったなあ。となりのアベックがおれの一口喰った顔をみて「別のにしよう」といったね。ま、話のタネだ。

カムエナイの寿司屋は年々有名になり週末の本日はもう表で待つぐらいの人気スポット。ウニ丼が名物らしいが、こちらはコレステロールが気になる爺だから ちょっとだけいただく。なにほかのも美味いのだ。だいたいウニ丼なんぞくいたきゃ市場でウニかってきて飯たきゃいいじゃないか。半値でくえるぜい。

そこから小樽人が感動した、という岩内のテトラポッド製作工場を見に行く。なーるほど、シュールだよ。みようによってはなんだかエロチックな巨大テトラ ちゃんがごろごろと並んでいる上に一羽づつカモメがとまって「これは俺のだ」みあたいな顔してるのがおかしいや。

 

さらにそのちかくにふつーの3倍ぐらいある巨大な銅像があってそれがアテネ像だっていうのだね。青森にキリストの墓があるぐらいだから、岩内にアテ ネがいたっていいようなもんだが、なんともはや違和感があるなあ。パルテノン風の柱もあったりしてなにがなんだかわからない。どうも銭が余って使い道にこ まって作ったとしかおもえないな。地元の偉人とかいなくて、いてもみんなが賛成するような人物でなかったりして、喧嘩のおきない異国の神にしちゃったんだ ろう。おおらかといえばおおらかではある。ま、ちかくにその神殿に似た感じデザインのこれまた立派なトイレがあったからそこでウンコをたれて、小樽人と分かれる。

説明を読んでも、どうにもここに立てた理由がわからない(^^;) このあと海をみながらどんどん南下。道の駅がこじんまりしているがけっこう気が利いているのおおいね。「ミナトマーレ」なんてネーミングもオシャレだった し。鉄ナントカという道の駅にはシャワーがあったし、地元物産なんかもすくないけどちゃんと販売していた。そう言えば去年もこの道を逆回りに走ったんだっ け。あまり観光客とかもこのへんまではこないから落ち着いてて結構。

もっとも地元にしてみればもっと来て欲しいんだろうけど。やはり北海道、というと富良 野・美瑛とか、大雪山、阿寒湖・摩周湖、知床なんてあたりが人気スポットで、風景も本州の漁村に似てるしこれという目玉のないこの一帯にはこないよな あ。。 この日の内にできたら函館まで行こうとおもっていたが、のんびり夕陽が見たいなんて思っていたからたどり着けず、江差のさきの無料キャンプ場「夷王山キャ ンプ場」へいくことにする。

すっとばして日本海の落日をみようとおもったのだが、江差で夕陽が沈んでしまって、それを見ようとおもて寄った「カモメ島」だ かが却って邪魔で結局夕陽はみられなかった。ここにもキャンプ場がある、ときいていたのだが、なんとバイクを置いて500メートルも歩いて山の上にいかな ければならないらしい。こりゃソロツーリストには無理だっぺよ。

しかし、そこからさらに8キロ下った小高い丘にある夷王山キャンプ場はいいところだった。ほどよい数組のキャンパーたちがあちこちにうまく散らばって、み なそれぞれに楽しんでいたな。

ただここでわしゃ、なんと差し歯をなくしちまったがね。旅にはカメラにしても衣類にしても、なくしてもいいようなものしか 持っていかないようにしているが、メガネと差し歯だけはねえ、いやはや。また帰ったら歯医者にいかないかんか。どうしてなくしたかって?馬鹿な話で寝てる とき、うっかりひょいと外したのを忘れてテントをたたんでしまったのだ。そのとき地面におっこちてしもたらしい。誰も拾わないだろうから、来年とりにいく か(^^;)。

執筆者: Jun