2010年09月13日 21時02分 | カテゴリー: ツーリング2010

3週間ぶりに帰宅。猛暑で手首に火傷。いや、ひでー夏だが楽しかったよ

9月5日 ゆうべはさっぱり寝付けなかったおっさんMはぼやくが、なに、キャンプなんて始まったばかりならそれが当たり前。山歩きならくたびれてコテンキューとねら れもしようが、バイクのツーリングってのはスゴイ早さと距離はかせげるが、実際には全然からだ使わないから、風呂入って酒飲んでじべたで寝る、なんてこと がすぐできるわけがない。まして、昨日は暑かったしね。てなわけで、俺は4時、おっさんは5時に起きてしまった。

キャンプ撤収風呂でもあれば入っていくが、こういう整った施設では24時間入浴とはまいらない。きのうきいておいたが朝10時開店じゃしょうがない。さっさと出発するにかぎるさ。あまり食欲のないおっさんを尻目におれはパンと卵焼きをしっかり食って、テント撤収。これは案外おっさん手早いのに感心。なんせ若い頃はぼっちゃん育ちの割にロクでもないことばかりやって公共施設のお世話になったこともあるそうだから訓練が行き届いているのかも。なんでも若い頃の修行は身につく、ってわけだ。

こっちはあいかわらずのノロノロペースでなんとか荷物を積み込んで、昨日はなんなく下ってきたキャンプ場も存外な急坂で油断ならないから、しっかりルートをみきわめて通路にでる。これをなめてかかって那須でひっくりかえったことがあったもんなあ。後部に荷物をつんで急坂をイキオイよくあがって、後ろがひっぱられてそのままバターン、だった。みっともなかったよ、あれは。

さて、フシギなことに猛暑になる、と相変わらずおもわれた天気が新潟方面は真っ黒な雲。それにくらべて会津側はたしかに青空と太陽がみえた。まもなく一点くらい雲り空。しもた天気予報を聞いてなかった。そういや昨日、おっさんのケータイは仕事の打ち合わせ電話まで入っているのに、俺のケータイは圏外で、しかたなく借りたんだっけ。ドコモとソフトバンクはこういうところにくると差がつくんだよね。で、昨日は今日の天気予報をチェックしなかった。だらしないツーリストである。

このまま新潟に行くか、引き返すか。はてねえ。かって雨にうたれて関越道を必死に走った記憶が蘇る。やだやだ、あれは。これは会津から行こう。もどっても会津坂下まで3,40分だろう。相棒はナビが壊れて以来コース選択はこちらにまかせっぱなし。なんでも上海製の軽防水というのを1万円で買ったがすぐこわれたとか。もっとも10万円もするガーミンでも壊れて2万円で交換したというから値段とは関係なく、前世の業が深いんだろう。

早朝の会津坂下から南へ一直線。この時間ならパトカーもいないし、鼠とりもないだろう。そりゃいいが、10時前になるとなんとそれまでくっきり黒白がわかれていた空が、さーっと青天白日ギンぎらぎらの太陽モード。朝の黒雲が懐かしいぐらいの日照りになってきた。幸い、会津高原をはしっているからまだ我慢できるが、それにしても日ざしがチクチクするようだ。なんじゃこの暑さは。

しかし、もう引き返せないしなあ。下りていくしかないわいな。道も景色もいいし、日光街道をどんどん南下。ペンキで描いたような青空にくっきり緑の会津の山々。こんな色の組み合わせはみたことないぐらい、有る意味美しいがちょっと気持ちが悪いよね。日本の風景じゃないみたい。本当は会津下郷から甲子トンネルで那須、をかんがえていたんだが、しらんうちに通り過ぎてしまって田島にでちゃったよ。引き返すのもなんだしなあ、しょうがないから塩原温泉ぬけていくかあ。

暑さも暑いし、こうなったらもうはよ家にたどり着いた方がよさそうだ。朝飯ろくに喰わないから腹減った相棒のためにファミレスのガストで600円の朝食をくいなおす。会津まできてなんでガストやねん、ともおもたけど、ま、いいや。下手にそば屋に入ってハズレたら最後で悔しいから。あは。

しかし、高速はもー、すごいねー。バイクで80km、100kmで走っても熱風が吹いてくるだけで、全然涼しくないどころか、SAごとにトイレでペットボトルに水をくんでアタマからかぶっていた。インドでバイクで走ったことはないが、きっとこんな感じじゃないかな。ふう。ホンマ、今年の夏は異常中の異常やなあ。おっさんは最後のSAで分かれると、同じセロー、まあニューセローですが、120kmぐらいでふっとばして家路についてました。わたしは80kmのとことこ運転でしたけど、高速下りてからもエライ暑さで、いやはや。家に帰ったら3週間日焼けしたはずの腕の手首だけが日光から家までの間、日に当たって火傷状態になっとりまして、あわててアイスノンまきつけてましたっけ。

ま、ともあれ、無事に丁度3週間の北海道・東北ツーリング、いろいろ各地でお世話になりながらしっかり楽しんで参りました。どもども。

こーやがおでむかえ

執筆者: Jun