2016年12月17日 20時56分 | カテゴリー: ウォーキング事始め

大垂水峠から高尾山口

冬の東京は奥多摩ハイキングのベストシーズン。思えば11月2日に、遠藤PPK教団に誘われて山手線一周にお付き合いして以来、このところ俄かにアンヨトレーニングで、本日はその3度目。

 まず、最初の「陣馬ー高尾」でヘロヘロ。これではならじ、と先週、道を間違えた「草戸山」でもやはりゼイゼイ。ただ、わずか玉ねぎかニンニクの皮一枚分、連続トレーニングの効果が感じられた…ような気がしたので、今回は「大垂水峠」から、逆コースで高尾駅を目指すことにした。


  なんせこのへん、バスが1日1本か2本とかザラだから、朝のバスを逃すとダメ。てえんで、ま、ダメなら別のコースでいいやとおもっていたら、なんの加減か朝5時半に目が覚めてしもた。ジジイだから、こういうこともある。ちゃんと間に合ったのはエライ。

 服装や装備もだんだん、慣れて簡単になる。雨具なんざまずいらないから、雨具をヤッケ兼用にして、とか食料は、あまりの不味さに幾ら持って行って、喰っても食ってももいつまでも減ら無い某国製の魔法のクラッカーと某国製の果物の生干しだけにするとかで軽量化。

 20161217-r0011594.jpg大垂水峠ってなあ、バスの道のことだとわからず右往左往して30分ほど同じ道を往復してしまったが、うまく尾根に出ればもうあとは一本道。それもなだらかだから、ブラブラ歩く感じで行ける。わしより遅い人はまたしても一人もおらなんだよw。大抵は、一週間後にこのコースで開かれるトレラン競争の選手みたいな人が多くて、天狗のように走っておった。やつらは健脚どころの騒ぎじゃないよ。「健脚向きのやや長めのコース」…ねえ。全然、こういう評価はあてにならん。

 ま、多少は、自分と同じ、ロートルハアハア組もいたような気がするが、ロートルったって、自転車担ぎ上げて、それで下ってく猛者なんぞおるから、みかけではわからない。あとは山おばさんと山ガール。ガールはもうみなさん5割アップの美人にみえる。トレランなんぞしてたら10割アップ。さらに挨拶してにっこりわらって風のようにおいぬいていったこのお姉さんなんざ20割アップw。
20161217-r0011601.jpg
 こっちがひいひいゼイゼイの坂道の途中でポール持ってつったってたら、おおきな猫のように四つん這いになって、駆けるように上がっていったなんざ、ほんとたまげるほど美人だったなあ…ただ、にありゃ、プリプリのお尻に尻尾が生えていたような…(^^;)

 ま、とにかく朝9時過ぎから、午後2時40分までで、まずいクラッカーと水とコーヒーで2万歩。のんびり景色見てタバコ吸って、魔法瓶のコーヒー飲んで、ジジイらしい、いいトレーニングでした。ハアハアぜいぜいは変わらないが、心なしか坂道で何度も止まってしまっても、そこから呼吸が正常に戻つて、歩き出せるまでの時間がちょっと短くなった…ような気がする。薄皮を剥ぐようなほんのティッシュ一枚分の進歩。こうなったらあと100枚分ぐらい剥がせば、自分もほかのおっさんから感心してもらえるようなスピードになれるかなあ?と欲が出る。週一回一年やっても54回(夏など暑くてできるわけないけどね)、100回やるまで生きてるかしら(・・?)。

 20161217-r0011603.jpgでも、あの下り坂の足場の悪い石だの木の根っこをピョンピョン飛んでいくあんよのバネは100回トレーニング積んでも、もうどうしようもないだろうねえ…。下りで足場がすべるようなところで、なんであんなことが可能なんだろう。よほど柔らかなバネと的確なグリップ、足場の判断が同時にできないと無理だよ。こっちはそれを一つ一つやってたしかめて、やっと半歩下りられる始末だw。ま、ジジだから歩けるだけで十分いいんだけど。でも、若けりゃ一度はやってみたいなあ。



 

執筆者: Jun