2018年07月29日 | カテゴリー: ダイエット | 投稿者: Jun
今月4日に、ジムでよその爺さん達のシリを眺めて、突然、自分のシリもすっかり肉がなくなっていることに気がついて、1ヶ月、シリを取り返すべく頑張ってきた。
…というのは半分嘘で、あまりに暑いからサイクリングとかできずに、ジムしかいくところがなかったので、結果、真面目にトレーニングする日々が、俄然増えたのである。
おかげで体調はえらく良い。腹が減って、野菜もりもり蕎麦やソーメンにかけてくっちょるからね。普段より余計に食うとるですな。
なんせ、ヨガの授業をふたコマ、その間の一時間をジムトレ、帰りに暑いからプールでひと泳ぎとか、まあ、昔の自分なら考えにくいほど、トレーニングじいさん化しちょる。
ただ、ジムのマシンてなあ、どうもシリを取り戻すには向いておらぬような気がする。どっちかというと、上半身や腹筋を割るためのものじゃないかという疑いを持つ。マシンなんぞ10種類以上あるんだが、トレッドミルをのぞくと、みな筋肉モリモリ系。
唯一、椅子に座って、両足でお守りのついた床を押すと、椅子が動く仕掛けのがあるが、これもふくらはぎから、大腿四頭筋を鍛えてしまって、大臀筋とかはちょっとだけのような気がする。
まあ、別にいいんだけど、わがトレーニングのテーマはシリを取り戻すことなのである。
そこで、Amazonをググって見たら、「
おしりを鍛えると一生歩ける」(池田書店、松尾タカシ著)というのが、1円で売ってたから買って見た。
なるほど、お尻のトレーニングの専門家と言うだけあって、疑問解消。やはり自分が感じていたとおりであった。曰く、筋肉には「推進筋」と「抗重力筋」があって、トレーニングマシンで鍛えられるのは、圧倒的に「推進」の方だという。つまり素早く、力強く動く筋肉のこと。で、老人がちゃんと立ったり、つまずかないようにバランスをとる役目をする「抗重力」の方は鍛えられない、とある。
そればかりか、なんとなく疑問に思っていた、「水泳爺さんのシリはなぜペッタンこ?」、「スーパーウォーカーたちはなぜ山には登りたがらない?」といった疑問にも、「実は水泳もウォーキングもお尻の筋肉は鍛えられない」とあるのだった。なるほどねえ…。要するにどちらも「推進」系運動なのであるが、「推進」は、「体の重みを支えられない」のである。というか役割が違うのね。
では、どうしたら「抗重力筋」を鍛えられるのか?と読むと、これがなんと「自分の体重だけ」を使って、毎日、約30秒づつ7種類の体操をするだけで良い、という。寝転がってお尻を上げたり、四つ這いで片手片足を伸ばすとか、てんで簡単な運動ばかり。
動かないから大して疲れもしないが、それでも一通りやると、体が結構ポカポカしてくる。
これ、なんとなくピンとくる。昔、野口三千三先生も、「筋肉は運動器ではなく、操縦器だ。力を出すのではなく、力をコントロールする役割」とおっしゃっていたが、この感覚器の役割を果たすのが「抗重力筋」だと、この本にもかいてある。みかけはやすっぽいが、あなどれない本なのである。
ふむふむ。と言うわけで、この人の言うように、効果の出るまで半年、毎日、寝る前にこの簡単な、お尻体操(「
7つのベビーステップ」と呼んでいる)をやってみよう。
それにさきだっての4つのテストがあって、これも面白かった。レベル4の左足がちょっとヨロっときたけど、なんとかクリア。「このままで行けばあなたは死ぬまで歩け、寝たきりにはならないでしょう」とは嬉しい話。つまりは、そのためにやっとるのであるからね。
理想は、年末に写真の女性のヨガポーズを30秒、できれば60秒間決めることである。このポーズが難なくできるなら、もうまちがいなくシリは復活しておろうもんね。できるかな?わくわく。
もっとも、注意事項はひとつだけあって、「最初の1ヶ月はやりすぎないこと」とある。継続が大事であって、頑張るとダメなんだと。張り切るとだめらしいw。
2018年07月18日 | カテゴリー: ダイエット | 投稿者: Jun
あちこちで、外は40度とか聞こえるこの夏、いつもの年なら家でノビとるのだが、今年は熱心にほぼ毎日ジム通い。ジムのほうが涼しいのである。それに老人ばかりだから、昼間のものすごい暑さの時は、プールががら空きで、二日に一度いくと、そのうち更に二回に一回はなんと一コース、まるまる自分だけとかが結構あるし。
と言うて、こっちは「50mクロールができないで、途中でブクブク」。だが、これがまた良い。つまり、練習して、「お、今日は25mいけた」「今日は、復路の20メートルでブクブク」とか、老人水泳の進歩が味わえる。進歩の味わいは、少年の頃と同じで結構嬉しいのであった。本日はついに25mを12回、つまり6往復できた。無論、25mで足をついて、深呼吸して、10秒以上回復にかけて、また戻って、ゼイゼイと休んで…と。少年の頃は、なんとか足をつかないで、300m泳いだのとはだいぶ違うといえば、違うのだが、やってることは同じだといえば同じなのであるから、楽しさも、まずだいたい同じなのだ。日々是進歩。
目標は、老年でも平気で、たゆとう海藻のように、ふわりふわりと300mぐらい平気で泳ぎきる老人クロールの達人たちの、かの「プールの太極拳」である。平泳ぎは前にやって、腰を痛めてしまったからなんとしてもこれを覚えないといかんのですわい。
技術的には、先日、今の自分は、なんと体力的に50mのバタ足ができないのを発見して、毎回、ビート板をもって2往復。100mをバタ足で練習。これがまあ、なんとかやれるようになってきた。
ところが、今日、後から来た女性が「老人クロール」やってるのを、プールサイドから観察していたのだが、驚いたことに、足は全然といっていいほど使ってないのね。まあ、凧の足みたいなもので、そのまま空中に浮かんでいるように、水の中でユラユラしてるだけである。それでも、平気で進んでいくし、こっちがゼイゼイ、サイドでノビている間にも、1往復、2往復、3往復と進んでいく。まさに、水の太極拳であるですな。無理に息をつごうとしてブクブクとかならない、一定のリズムでメトロノームのように水を手で掻くようにタイムを刻んでいく。うーん、すばらしい。
でも、だいたい、自分以外はそういう水練達者のワカメ婆さんとか、カツオ爺さんばっかりだなあ…。ジムはむきむきジジだの、ケツばりばあさんばかりだし、腹の出たやせっぽ爺さんは、なかなかいる場所が見つからねえ。
ま、この調子でやれば8月中には、なんとか「老人クロール太極拳泳法」を身につけられるかな。なんせ、こう暑くちゃ、他に行くところないからな…ただ、ジムで2、3時間過ごすと、結構運動になって腹が減って、バリバリ食っちまうから、体重は69〜70kgから全然減らねえ(^^;)。
2018年07月10日 | カテゴリー: ダイエット | 投稿者: Jun
これ、なんだかわかりますかな?この歳になって、買うとは自分でも思わなかった”サメの卵”w。
マレーシアのプールで、クロールができずにブクブクと沈んだのをきっかけに、再び、現在、「老人クロール」に挑戦中。「老人クロール」とは自分が勝手に名付けた、要するに早くない、昆布のように波間をたゆとうがごとく往来する泳法。なに、ジムのジジババはみなそれをやっておるです。
自分はそれが、25mしかもたない。復路の25mは、途中でブクブク。はて、昔は今は亡き友人と、300mぐらいまではついていけたんですがな。友人はその後、高校水泳部に入って3年泳いで、「俺、木原光知子より遅いんや」とかいうてたけど、わしゃ半分ぐらいしか泳げなかったが、いくらなんでも25mということはなかった。
これが「老い」というやつか、とほかのことでは、なかなか実感できない体力の衰えを、はっきり、具体的に目の当たりにあらわしてくれる。そこが、わりと気に入って、ヨガの後や、ジムのトレーニングマシンと小一時間付き合ったあと、プールでひと泳ぎするのが楽しみになりもうした。
楽しみというのは、「25mでバテバテ、50mでブクブク」を確認することによって、「うーん、こらあかん、もっと気合いをいれてジムトレやらんと」という決意につながるからであります。そうでもないと、すぐやめちまう性格ですからな。
ただ、昔は、ツバキで耳の穴濡らしていたが、もういまやツバキも粘度が全くないらしくて、いくらでも水がはいってきよる。
その昔、2年続けて夏休みに、自分だけ中耳炎になってしもて、いとこが楽しそうに葉山の海に泳いでるときに、自分だけ、逗子の耳鼻科に通ってるうちに夏休みがおわっちまった体験を持つ身としては、この歳でいまさら中耳炎になりたくないし、帰宅後、綿棒でガサゴソやるのも、毎度ではかなわん。なんかええもんないかいな、とAmazon様に検索相談したら、あっというまに、ミズノとspeedの耳栓を発見。どちらも大昔と違って、けったいな格好していて、800円とかのお値段するけど、もう「大人買い世代」ですから、両方とも注文、馬鹿でかい箱に入って到着。
さ、こんなプロ級耳栓をつこて、200m泳ぐのがやっとのジジですが、なんとか「失われた尻の肉」をとりかえすべく、がんばんべ。
2018年07月04日 | カテゴリー: ダイエット | 投稿者: Jun
この6月、マレーシアに行って、暑いからプールに入って泳ごうとしたら、クロールができないことに気がついた。20〜30mも行かないうちに、ブクブク沈んでしまう。もともと苦手で、あまりやらなかった泳法だが、一応、自分では4泳法で50mプールを大学時代に泳いで、体育の授業に「可」をとったはずだ…とかおもいだしても、やっぱりブクブク。
これは、息継ぎが苦手だったから、今でもダメなんだろうと、ネットで「クロールの泳ぎ方」の映像を見て、ビート板をつかってバタ足の練習をしてみた。なるほど、25mやっとこさで、折り返すともうへなへな。明らかにあんよがよわっている。
でも、いまのクロールだのは、上半身の力で推進するから、別にあんよが弱っていても、水泳になれた年寄りは、ワカメがただよいながら太極拳を水中でおこなうがごとく、ゆるゆるふーはーと前進していくのだね。ふむふむ、やっぱり息継ぎがへたなのかしら。
とか、いろいろ不思議におもって、帰国してからもジムのプールにちょっと顔を出す。あまり人がおらない夕方、ビート板をつかってやったりしていたが、ジムの風呂に入って、ハッと気がついた。ウィークデーの真昼間だから、風呂にきとるのはほとんどがジイさんばかり。そのジイさんたちに見事に共通しておるのは、「尻の筋肉がない」どころか、「尻がない」という衝撃の事実だ。腰から足までそのまま、レゴ人形を切り干し大根でこさえたらこうなるんだろうという具合に、シワシワでストンと足になっとるのである。
で、自分の尻は見えない。が、鏡を横から見ると、たしかに半世紀以上ずっとそこにあったはずの、丸みがまったくなくなって、「背中」からそのまま「足」になっておるではないか。うーん、「筋肉が弱ってる」のではなく、「ない」のである。これでは、なるほど、バタ足とかいうてもバタつくこともできないで、ユラユラと上下動するしかないではないの。
謎は解けた。が、ちっとも嬉しくないなあ。えらいこっちゃ。これまではもっぱら下腹がぽこんとでてるのをなんとかしようと思って、減量に取り組み、4月から3月かけて5kg減量に成功した。それによって体重分、身が軽くなって動けるような気がして嬉しいから、水泳とかやってみようと思ったのであったが、その先の新発見は、「老人の失われた尻」問題であった。
尻、つまり臀筋がなければ、階段も山道も登れない。後ろに蹴り出す力がないから走れない。踏ん張りも効かない。身体の他の部分に比べて、なんとなく滑稽で猥雑である種の差別を受けてきた「尻」だが、いまや、老いと手を携えて逆襲にでてきとるな。これは、下腹の隠れたネコ1匹分の脂肪を、なんとか、尻側に移動させ筋肉化するる方法を考えねばならん。ことし下半期の課題にしよう。