2013年11月17日 16時02分 | カテゴリー: 総合

善男善女でにぎわうカネ捨て場を抜けて

最初の一週間をなんとかヨタJogからウォーキングに切り替え成功。今日は2週間目の始まりだから冬の空、晴れてるしすこし趣向をかえて自転車でいってみよ。 冬はどうしても南に向かいたい、というのが身体の要求みたいでなにげに多摩川を目指していた。

さすがに自転車ははやいなあ。歩く3倍ぐらいの早さで20分後にはもう東京競馬場前についてしまう。

十時頃。競馬場は秋のシーズンたけなわとあって、警備員が早くも表のとおりにアリの群れのようにいますなあ。この警備は皇室おでかけレベルを遥かに越える。北京の天安門広場なみ。警備員だかおまわりさんだかしらないが、いちいちこちらをみて「自転車一台とうりま〜す」と、向かい側の別のが「了解〜」とやってくれるから、VIP気分だよ。

うまとおふどうさま競馬場と反対側の鋪道はだれも通行してないから、スイスイと30mおきの警備陣の間をぬけていく。スバラしい並木道と舗装。まあ、善男善女が遠路はるばる寄付しにくるんだから、それも毎週。正月のお寺の賽銭箱警備を毎週やっとると同じだな警備陣もやりがいがあるはずだ。

歩道も日本離れして幅広いのだが、すでにキチンと厖大な数の自転車やバイク、スクーターが並んでいる。バイクをみると持ち主がだいたいわかるなあ。おれとにたようなもんだ。いずれも「お賽銭」を寄付しに来た善男善女の乗り物に違いない。競馬場の建物も昔、自分が「善男」の1人だったころにくらべて倍位巨大な、そびえたつような屋根になっとるねえ。まるで銭を吸い取ってどこかへ運ぶ巨大タンカーだ。

すなあびのんびりネコ道路の北側にちいさなお社があった。きっと何百年も神さびた森にかこまれていたのが競馬場と道路でほとんど土地を奪われてすみっこにおいやられたんだろうな。そんなカミサマが競馬ファンに親切なはずはないから、ご利益もきっとないのであろう。ここにお参りする人はひとりもおらんもんね〜。

寺社参り爺としてはここは下車してカミサマにちょっとゴマをすっておこう。しかしどれが本尊だかようわからんな。

あら、岩の不動明王像の前の柵に1対の馬頭が乗っかってる。競馬にご縁があるのかい?しかし、よくみるとこれは後から誰かが溶接したもんだな。台座のサイズが柵の幅より広い。プロがこんなシゴトするもんか。だれかユーモアのセンスのあるひとが夜中にそっとくっつけたのかもしれないな。ネコがいっぴき、前で砂浴びしてトコトコと通って行った。うん、善男善女よりカシコイかもしれんな。

競馬場から多摩川の是政橋だったかをぬけ、多摩川サイクリングロードを快適に下流の橋まではしってもう一度、稲城橋を渡り返して、再び北上、多磨墓地をぬけて戻る。きっちり2時間サイクリング。前回はゾルゲの墓をみつけたが、今回は北原白秋の墓があった。こりゃ目立つ。有名人はこの墓地にはわんさとねむっておられるが、ここまで大きい名前の文字はみたことがない。よほど目立ちたい方だったのだろうか(・・?)。北原白秋のはか

なに、あたしゃこれで体重が減るだろうなんておもっちゃいませんよ、いませんとも、ええ。w

執筆者: Jun