「マルタのブタ」
一昨日は雨だったが、昨日は曇り、で今日は晴れだがお散歩はやらずヨガ教室。きのうもヨガ教室だけ。なんせ晴れが10日近くも続いてその間中、もったいないと歩き回ってたら腰がバリバリにはってしまて２日連続、鍼治療を受けとるでな。いやはや。ヨタジョグがだめだからウォーキングにしたんじゃがそれも年寄にはキビシいとはおもわなんだわい。 それまで歩く習慣のまったくなかった自分にしては歩いたとはいえ、１日10km前後だし、十日間だって合計100km。昔の旅人は男なら３日、「足ヨワ」といわれた女子供でも４日の距離にすぎない。それを十日間かけて歩いて、お腰がイテテなんて鍼やってるようじゃあホント、現代の都会人てえなあ足が溶けてしまってるんだろうな。足のようにみえとるのはありゃ、身体を辛くももささえとる建築現場のマルタの足場みたいなもんになっとるんちゃうかいな。「家畜化になった日本人」という名著があったが、この現状は『マルタのブタ』かいな。あはは。
ゲンパツ事故の被災者より東京五輪に夢中になれる、ちゅうかなっちまうのは都会人がみな自分の身体がナメクジみたいになっちまって精神も家畜化しとるから、せめて他人のでええから本来の逞しい身体性を取り戻してみたい、という潜在願望なのかもしれない。だとしたらローマの闘技場だな。あ、わしもサッカーファンであったw。
おなじく秘密保護法案とかいうのができつつあるが、これもなんだかなあ、の法律であってだんだん本当に与那覇さんのいうとおり「中国化する日本」になっちまうようであるな。
ただ、爺は記者クラブ制度廃止ができずに、自分達の利権は政府に守って欲しいと日本の大マスコミがこぞってあれの廃止に反対せんやったときにいずれはこうなるべい、という気はしておった。自分等の都合の良い制度で、フリー記者はしめだして楽しようという点では官僚や政治家と大してかわらんがね。そんなマスコミなんざこわくもなんともないから、いくら「論陣」を張っても、あっさり今時の自民党に足下を見透かされ無視されちまうのも当然かと。
これも自分達の足腰がよわってるのにノー味噌だけで勝負しようとした都会型虚弱現象にほかならんのかも。マスコミの「マルタの豚」化ねえ…。新聞社も記者は年間300kmランニングを義務とする、とかしたらいいかもしれんな。あ、それじゃ自衛隊とおなじか…(^^;)。
都市化というのはホント、哲学的課題ではのうて、現代の人類学的課題じゃな。
おっとと、こういうことを考えると血圧があがってせっかくのトレーニングが無駄になるから、わすれることにして、と。
ま、十日間ウォーキングはあれはあれでなかなかよかった。今日のヨガでも片足ダチでたつポーズでのバランスと脚の安定度は進歩したようにおもう。今週は腰をしっかりなおして、来週からまた再開しよ。 そういや、不良バイク爺から巨大なヘルメットがふたつも届いた。２人とも老後は悲惨だからコンビニ強盗でもやって刑務所でぬくぬくと官費でメシ食ってあの世に行こうぜ、というサインかしらん。なにだんだんこのくにもお隣の大国同様、刑務所みたいになってくんだろうから、それも選択の一つであるかしらんですの。ま、しかしそいうことをやるにも元気でないとでけんよって、やはりトレーニングはかかせない。不良老人になるのも大変だわい。
執筆者: Jun