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過去の投稿

2025年8月 の投稿一覧です。

2025年08月28日  | カテゴリー: 登山 | 投稿者: kazama

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8月24日は母の里宮である蜂城山の例大祭の夜。かっては夜店が出て参道に灯りが絶えなかったと言うが、子供のころの僅かな記憶のみで絶えて久しい。学問の神の天神様が祭られ、長きに亘り子供の書道展が山頂で行われ25日には父兄も登って表彰式が行われた。

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祭りの夜の かってはこの燈明が蜂城に灯った 

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( ふるさと。。小学児童の、この文字が心に沁みる )

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2025年08月20日  | カテゴリー: 総合 | 投稿者: kazama

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お盆 去りぬるそわか。。 意味もなく そうつぶやく

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耐えがたきを耐え。。 まばゆい盛夏  終戦の言葉を偲ぶ

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迎え火の どこか満ち足りた夕刻

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養蚕時代のお盆は7月。。 葵の花はその象徴
ふるさとの残像  桑籠にモンペ姿の母と重なる

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盆休みの子の  頬を花火が染める

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酷暑のうち  いつしか立秋を過ぎた 月日のいとなみ

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平安時代からの古刹  長国寺の山寺の梵提灯が灯り

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遠い黄泉の彼方へと  おくる護摩を灯す

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今は亡き義母の  戦死した兄への想い
淡い煙とともに  遠いところへ帰ってゆく 

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送り火の翌日 バス始発乗り場に顕れた若い鹿
 その変わらぬ  生きるいとなみ 

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晩夏の酷暑のなか  しかし淡々と過ぎてゆく時のあゆみ
 亡き人を想い慈しむ  往く盆の 深遠な美しさ

 


 

2025年08月13日  | カテゴリー: 飛行機 | 投稿者: kazama

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          … 御巣鷹山 …
あの8/12の夕刻は山梨に帰省していて、薄暗くなったころ東方に戦闘機のような爆音を聞きました。その後暫くして123便が行方不明との報が入りました。
後日の航跡図によると、尾翼を失いノーコントロールになった123便が大月上空で大型機とは思えない360度の急旋回をして、爆音はその時のものだったのです。

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2025年08月04日  | カテゴリー: 登山 | 投稿者: kazama

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ミゼレーレの山‥
‥白根南嶺の縦走を目指し、小太郎山から南下して三日目 
農鳥岳以南に確たる登山道はない。
広河内岳でミス。左の山陵が自分より高いことで南嶺と判明。
大井川源流へ導かれる踏み跡から広河内まで戻るのも癪に障る
左へハイマツ帯を強引に斜上するが方向が定まらない。
遥か高みに白い枯木があり、あれを目指そうと、ひたすら登る。
ヘッドフォンのFMから 14歳のモーツァルトが父に連れられ
南イタリアの聖堂で出会った 門外不出の調べに心酔し
一度聴いただけで譜面化した天才と 神曲ミゼレーゼ。。
その厳かさと透明感‥深い空に白い枯木が十字架のように見えて 
其の登高は召されていくような恍惚感があった。 
そのことで私の南嶺は『ミゼレーゼの山』になった
音楽と山は相互関係にあって、山を想えば音楽が奏でられ
また逆に 音楽の調べから山を彷彿とする。
あの白峰南嶺の広大な無人の高地はまさに神曲の導きだった。

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白根南嶺の全貌 広大な別天地


あたかも高天原のような白河内の広いピークから尾根が派生、笹山へ行く方向を迷った。
くぼみの向こうに南下する尾根があり、北上してきたらしき登山者がハイマツの中で
ルートを探しているように見えた、農鳥以南で初めて出会った人だ。

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