以前編集部の方から、小説をやってみませんかと言われました。

私はサイエンスやノンフィクションが好みで、架空の小説にそれほどの興味を感じていませんでした。

12回の連載で完結という構想で始めましたが、二回目の発行がおわったところで掲載紙そのものが廃刊という事情になりました。すべり出しはうまく行ったと思っていたのですが、その時は大したショックもなく、解放されたぐらいに思っていました。

でも不思議だったのは架空の主人公が行き場を失って露頭に迷ってる、みたいな感じがしたことです。

我ながら主人公への愛着を感じていたんですね。

   それで、よしきっと仕上げてやる、と思ったのですが、督促もなく期限もないものが出来るわけがない。俺って文章を書くの嫌いだったんだ、、そうも思いましたが、結局、一文字も書かずに今に至りました。

その一回目の原稿を掲載してみます、これが起稿のきっかけになるやも知れないと思って。

   たぶん私の性格からして、そうはならないとの思いのほうが強いですが。

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