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2019年03月02日 08時05分 | カテゴリー: 四輪駆動車

方向感覚

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 息子が免許を取った時、慣熟のためにハードな長距離走行をやろうということになった。
プランはできるだけ一般道。車中とテント泊で日本列島の西端の下関までというもの。
写真は九州の煙突を見ての帰路…島根の宍道湖ですでに日は落ちる。
ここから神奈川まで夜を徹し、2時間交代で運転し、夜が明けるころ神奈川の家に着いた。
下関からゆうに1000Kmを超えるだろう、そうしてやっと辿り着いた我が家。日本で唯一の,ここしかない家族の居場所…いったいこのドライブで何万の家を通り過ぎてきただろうか。そのひとつが,その一軒一軒が誰かにとってのかけがえのない場所であり居場所なのだ。
ろくなものも食べない走るだけの旅の収穫は、社会というもの、国土というものの厚みと重さを、Jeepの振動を通して肌身に感じたことだった。
 この宍道湖の写真…夕日が見えているのにjeepは西を向いている気がする…じっさいに感覚では西に走ったような気がする。あきらかに東だったのに。。
 大阪から西は私の南北の方向感覚は逆転する。ということは東西も逆になるわけだ。その感覚は頑迷でどうしても治らない。思うに南に海のある関東で生まれ育った方向感覚なのだろう。
鳥取の大山に登ったとき,北の日本海が神奈川の大山からの南の海,つまり湘南の海にしか見えなかった。あらゆる局面でそうなるから感覚ではなく理論で行動するしかない。これでは道もろくにないマイナーな山には危なくていけない…電車の乗り換えなども思った方向と逆から進入してくる… この厄介な方向感覚を矯正する方法はないらしく,もう諦めている。
理論より感覚が勝る動物の宿命として

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執筆者: kazama

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