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2014年03月02日 17時35分 | カテゴリー: 四輪駆動車

Jeep   Landscape

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   なんだジープの写真というなかれ、屁理屈をいえば空の写真なのです
   この広大な雪原と、この空を舞台にすれば何を撮っても絵になることでしょう。

ここに子供を立たせれば、その子の人生を暗示するような重厚な絵ができるし。

もしここに、ジープではなく、捨てられた洗濯機があれば私は喜んで撮ったでしょう。

遺棄された洗濯機の哀れさと悲壮感が充分に表現できたはずです。

   何を撮っても絵になる日があります。それはひとえに空の表情なのだと思います。

   映画の黒澤監督が、準備万端整えて現場に赴いたが、空の表情が気に入らないと言い、

さっさとロケを中止したというエピソードがあります。

空の表情が違えば、そこに繰り広げられることの意味合いが違ってきてしまう、

それくらい重要なファクターなんですね。

   人も他の動物もモノも、この共通の空という舞台の下で生きています。

肌の色も洋服の色合いも、表情の陰影も、その日の空の影響を受けています。

   こんな空だったら撮影をやめてしまう人もいるでしょうが、

私は逆に、なんとかこの絶好の状況に飲み込まれまいと落ち着きません。

場所を選ぶよりその時の空の表情を観察し、重視するほうです。素晴らしい空があれば、

構図がどうあれ、どんなつまらない路地裏であっても絵になってしまう、、、それが実感です。

執筆者: kazama

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