JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
娘の家に行ったらランクル70が納車されていた
まだ500Kmも走っていないから試乗は遠慮したが、今どき珍しい、ごく普通のバンといった感じだ。
個人的な好みはピックアップに設定されている重いリングリムだが、
まあ格好は良いとしても後々タイヤ選択に困るだろう。
今になって身内が新車のランクルを買おうとは思わなかった。
私は昭和58年に先行き短いランクル40を買う気になってディーラーに行き、ブルーのBJ44VにフルフロートアクスルやLSD装備の契約した。しかしその段階で前年に廃盤になったジープワゴンの最終生産モデル、嫌いなコラムシフトを払拭したJ36-Bの新同車が出てきた。
ジープワゴンは私には歴代4代目の腐れ縁、ランクルはキャンセルしてJ36-Bに飛びつき、未だに所有している。
もしあのときBJ44Vを買っていたら、私のことだから今も有るだろう、それは悪くない絵柄である。
この70に、私の好きなPTOウインチは重いし使わないから選ばなかったが、
70の象徴ともいえる前後デフロックはメーカーオプションで選択した。
LSDでも作動すれば影響が出るのにデフロックとはハードな機能である。そのことを取説がどう解説しているか興味深かったが、2ページに、ごくあっさりと記載してあるだけだった。要約すれば4L以外使用できない、脱出したら解除すること、また8Km/hを超えると解除される---それだけだった。
こういう緊急事態用の機能をいちいち注意書きしたらきりがない、デフロックを使うようなユーザーなら、基本理論から類推して欲しいということだろう。
娘は免許をとって最初に乘ったのがジープJ36-Bだから旧い四駆の基本知識はある。時としてそれはディーラーの若い営業マンを上回っていたようだ。デフロックの詳細を聞いても、どうせ答えられないだろうし、またそんなステージにはいかないだろう。
娘のファミリーにとって、このランクル70は思い出深いクルマになるだろう。親子四人で過ごす、かけがえのない時代の幸せを運ぶものであって欲しいと思う
執筆者: kazama
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