JOURNAL SKIN
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その後オーナーの長澤さんとの話の弾みで「持ってけば?」ということになった。
なんたってこのタイヤは造形的にほれ込んだもので、およそ世の中にこれほど悪辣でセクシーなアブナさを醸し出すタイヤはない。それが14Jのホイルに納まった姿はまことに暴力的である。
むかしJJやフェスティバルでCJやら40、パトロールのレース用には履いていたが公道では見たことがなかった。
長澤さんはFJ40で履いていたというから思い入れがあるはずである。それを私に呉れてしまうのはどういう加減なのか。。
WORLDは8月末をもって閉店するという、聞けばどうやら60歳を前にして残りの時間を遊びたいという魂胆のようだ。
長年の商売を閉じるとなれば寂しいものだろうが、それにもましてこれからの時間への期待の方が勝っているようで、こんなお目出たい閉店はそうそうない気がする。
娘の家のナナマルにどうだろうか まさか気に入られたら困るが(笑)
軽トラに積んで帰ったが、そうはいってもこれほどのタイヤが似合う役者はこの世にそうそうない。
ホイルは6穴でランクル用だが今乗っているジープJ58にとも考えた、しかし好みの14Jの鉄ホイルなど、いまどき手に入らないだろう。だいいちこれだけのタイヤを回し切る能力は2Lのアストロンでは役不足に決まっている。
まあオフロードをガンガン走る気もないし、私のクルマに求めるものとは実物大のプラモデルであり、実際に乗れるミニチュアカーといった、カッコだけのホビーであればいい。
とはいってもこれだけの悪党面はやはり端正な(?)JEEPよりは品のない40の方が似合う。
俄然修理屋にいったきり埒のあかないFJ40をどうにかしたくなった。あの2Fのパワーならこのワルタイヤに不足はないだろう。。
しかし思うのは私に残された若さである、あと10年まえに、このプランに胸をふくらませたかった。
執筆者: kazama
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