天空見張人

走ったことのない林道に久々に入っていった。最近は舗装されていることが多い。やがて舗装が途切れるといきなり荒れてきた。台風２４号の被害だろうか。

こんな荒れた道は本当に久しぶりで傾斜が緊張する

ジープの怖さはひとえに横転であり、その限界が解りずらい

バイクにはない怖さが横転であり、そうなったら置いて帰るしかない

バイクほどのテクニックの奥行きはなくても怖さはそこである

バイクなら転んでも簡単にリカバリーでき、安心してトライできる

バイクの魅力はひとえにリカバリーの容易さでありスタックして何時間なんてことはない

それでも若い時は随分無理をして怖い思いをした。いつも単独な私は自力で切り抜けるしかない

おまけに小さい子供ずれなんてことも良くあり雪山で日没が迫る中で焦った

今回は久しぶりでセオリーを忘れ、ターンする場所がなく限界まで行き詰まった

結局は能力一杯で来た道をバックする羽目になった

クライミングのセオリーと同じで限界で登ったところを降りるのは極めて難しい

後方視界がない難所をバックするのだからいちいち降りて確認するしかない

延々とそれを繰り返して、やっと広い処でターンできてホッとした