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2016年05月05日 21時08分 | カテゴリー: 登山

間の岳アレ沢 深層崩壊地

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昨日の姿です。この時期が一番目立ちます、崩壊地は融雪が早いのでしょうか。

アルプス筆頭の巨峰の東面に標高差400mに及ぶ崩壊は気になります。


いずれ稜線に達し縦走路は信州側のトラバースを余儀なくなるやも知れません。

まあかなり先のことでしょうし、本来が山は崩れるのが本分ですから、、、

地学的な見地で間の岳が日本最高峰だった時期があったようです(富士山以前)

 動かざること山の如し、と称される山でも数百万年という長いスパンで見れば

侵食により準平原になる。仙丈岳の馬の背は準平原が再び隆起したと言います。

地形輪廻という言葉のように、この大地も長い時間の栄枯盛衰があるんですね。

南アルプスは山頂にも海底の生物化石があり、年間4mmという、世界的にも稀な隆起を今もしている、その副産物としての崩壊です。

日本第三位の間の岳が、同位ライバルの奥穂をリードするのは明白です(笑)

私達がいなくなった遥かな空の下、南アルプスはどんな姿でいることでしょう。

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執筆者: kazama

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