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この淡いみどりが濃くなって春のセレモニーがおわる

半年近くも同じ景色になってなんとなくつまらない

ふと思ったのは、この若葉の中に昨年の生き残りが皆無なことだ

植物の幹が人間のなにに相当し、葉がなんに当たるか良くわからない

新緑のラインが次第に山肌を這い上がっていくが、個々の木々はそこを動かない

生まれた場所を一歩も動かない植物は、その宿命をどう悟るのだろう