JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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2014年8月 の投稿一覧です。
線路ぎわの夏草のむこうにゆるい上り坂の道が伸びていて、
そこを二人連れの女子高生の一人は自転車を引き、親しげに語り合いながら帰る姿が見えた。
もう10年ぐらい前の、たった数秒間の刹那的なシーンが、今も夏のおわりの残像になっている
お盆の淀んだような空気にふれたあとの日常は、どこやら心もとない。
ふと、いつかまた父母に会えるかのような心の片鱗があることに驚く
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台風の驟雨の合間に壮大な虹が現れた。こういう時に見逃せない景観が現れる。
一見すると5㌔先ぐらいに見えるが錯覚でしかなく、虹までの距離というものはない。
虹のなかに入ってみたいとか、真下や裏側からどう見えるのかとか、メルヘンならまだしも、大人がそういった願望や疑問を口にすることがある。
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子供のころ、くりかえし聞くうちに、その意味を考えた。
貧しい奉公人の子供が親の家に帰れるのは盆と正月だけ…
もうすぐ盆が待ち遠しい。
でも盆が早くくればそれだけ早く終わり、
また奉公に戻らなくてはならない…
愉しみは待っているうちがいい… そんなふうに考えた。
私も胸のうちを言葉に出さず、思いを溜めるような子供だった。
でもこの一節は、たぶんそういう意味ではないのだろう。
…遠く離れても人情は一緒である、熊本は行ったことはないが、ダムに沈むという、五木地方には強くひかれた。
…いつからそうなったのか、盛夏の夕に先祖が帰ってくるというお盆の風情は美しい
今はもうあまり見ない長いシフトレバーのいすゞLRである。
狭い林道の急坂というステージは低速トルクが強いディーゼルとボディサイズの小さな旧型バスの独壇場である。
長丁場の登山者の大きなザックが通路にいっぱいになり立つ場所もなくなる。バス好きの私にとってリヤのステップという新鮮な場所の体験になった。
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