JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
This is a static page.
2014年9月 の投稿一覧です。
月没と言わないのはなぜでしょう...
月の出を愛でる習慣はあっても月の入りには殆ど関心を示されない、
いかにもひっそりと沈んでいく感じです。
花にそんな想いがあるのだろうか…
こう言ってしまえば元も子もなくなるけれど…それはあくまで花を見る人の心だろう。
…花に限らず自然現象に心はないのだと思う。…夜明けに「荘厳」とか言う心はなく.単なる自転による太陽の位置の変化と捉えるのが正確だろう。それを美しく敬謙なものとして拝んだりする人間の「おめでたさ」はまことに健気な錯覚だと思う。それは生きるための一種の方法論のように見える
» 続きを読む
友人のお見舞いに.久しぶりにバイクで神奈川に向かった。
山梨との往復の道は神奈川に住んだ27年間で.たぶん300回ちかく通っただろう。
走ってみての感覚はまだ.一昨年まで住んでいた神奈川に「帰る」というものだった。
そしてこの道の先には住み慣れた家がある気になっている。 …この感覚はいつまで続くのだろう.このさきの終生を山梨に住むとしても切り替わる時がくるのだろうか。
» 続きを読む
甲府駅発9時の登山バスは平日としては意外な乗客数だった。
詰めてもらって全員が座れ、立っているのは乗務員の私ひとり。すると外国人の若い男性が立ち上がり、私に席を譲ろうとする、乗務員なのでと身振りで謝礼し、発車した。
登山口まではバスで山道を2時間もかかり、降りたら標高差1700mの登山が待っている。
誰しも体力を温存したい状況だろうに席を譲ろうとする行為には驚いた。
» 続きを読む
四畳半の部屋、共同便所、共同水道、南の窓より総武線の線路の砂利のほうが高い。
列車が留まると部屋が真っ暗。 鉄路の鉄粉が舞い込む劣悪な環境でした。
風の通らない夏の暑さを扇風機でしのぎました。
今頃の時期だったでしょうか…共同トイレの狭い窓を開けると一筋の涼風、、
「ああ、これから秋がくる」…あの朝の風の嬉しさを一生忘れることはないでしょう