JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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2015年2月 の投稿一覧です。
この月が満ちれば三月も7日になる
やはり二月はあと三日欲しい
ひそやかにやってくる夜明けは、この世の最上のもの
そう思います、この厳かな時に立ち会っていたい
いつも灯りもPCも点けず、次第に明るくなってくる様子をみています
今朝は封筒が白く見えていて、見上げたら25夜の細い月の光でした
この時間、FMの古楽の愉しみ(バロック音楽)を何十年も聞いています
夏山ならば、もう稜線を歩きながらイヤホンで聞いている時間です
今日の夕刻は荒れ模様の雪雲が荘厳な景観になった
ふだんはなんの変哲もない家の前の県道がなんと絵になることか
この空を背景にしたら、たとえ捨ててある洗濯機でも撮りたくなる
しかし心は舞い上がってしまいあたふたと、これしか撮れなかった
神奈川では竜巻が発生したらしい、こういう時、そうなることが多い
美にはトゲがある、、、つくづくそう思う
久々の神奈川の夕景。新宿発の小田急線の電車が西へ向かっていく。
団地に灯りが灯り、濃密な生活感に充ちている。
山梨では南アルプスに日が沈み、自然景観の夕暮れだか、こちらは人の暮らしの夕暮れである。
そのどちらがいいというものでもなく、自然のなかで暮らしが、暮らしの中で自然が恋しくなる。
久々の神奈川の、体に染みついた生活感が心地よかった
花の心、という言葉がある
花に心があるとは思わないが、その習性を心のように解釈もできる
私が冬の日本海を好むように、水仙もこの時期を好む
日本海がいちばん厳しく、寂しいころ、その暗い海をむいて咲くのはなぜだろう
そしてこの花には毒性があるという。この陰性の花が進化の過程で辿った道筋を
どこか幸薄い人生に重ねてしまうのは、演歌の聴きすぎと言われそうだ。