JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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2015年12月 の投稿一覧です。
一昨年に急死された山の先輩だった森永さん
私がいちばん敬愛した方だった。まったく癖らしいものがなく
その品格はまるで無味無臭とでも言えるアクのなさだった。
25歳も年下の私は、森永さんのような雰囲気の人間になりたかった。
時折、この世にいないことが無性に寂しくなり、叫んでみたくなる。
一緒に行ったことのある道中を辿ると、その辺りで話した内容まで甦る。
人の影響を受ける方ではない私の、この森永さんに対する思慕はなんだろう。
この写真は南アルプスの聖岳へのアプローチ、なにやら寂しげな後ろ姿---
中津川から八丁峠のトンネルを抜けると二子山が見えた。
この山の左へ伸びる稜線は穂高の馬の背のように細く、高度感があり圧倒される。
歩いてみるとホールドは充分で、気を抜かなければスリリングな岩稜を楽しめる。
右手の垂壁側にも急峻ではあるが、一般ルートと言えるものがある。
ここには注意書きがあって、過去には設置してあった鎖を撤去したらしい。
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これは数年前の夏、南アルプスの聖岳と赤石岳の間、兎岳を越えたあたりです。
たぶん熱中症だったのでしょう、気分が悪くなり昼過ぎからテントを張り僅かな水で水枕にして養生しました。
戻るも征くも3000m峰を越えねばならず参りました。しかし幸いなことに一晩で回復した翌朝の写真です。
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