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今日は誘われて登った山が、たまたま高校生の時いらいのルートだった。

分岐点のコルに立つと、遠い日の、霧に濡れた夏草のなかに、一緒に登った友人の白いワイシャツと学帽姿が蘇ってくる。

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夏草が、いまは笹原に変わっていて、長い時間の、栄枯盛衰がある。しかし遠くのかわらぬ山なみは、懐かしく、またありがたい。

あの日はスポーツカブで来たのだろう。このセローも、ふるさとの山なみをともに眺めている様に見える。バイクは寒さも暑さもむき出しなだけに、喜怒哀楽につきあってくれるような気がする。