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此処は人跡稀な山中にあり,蚕種貯蔵庫だったことが判明した
冷房のない明治から大正に蚕種を高地の低温で生育調整の施設
生家が養蚕農家だったから蚕に育てられた感があり恩義がある
産業遺跡だが時を経て美と雅を感ずる。
迷いながら辿り着いた壮大な遺跡を目のあたりにした時,
アルハンブラの想い出の深遠な旋律が浮かんだ。
出会いのイメージは脳に刻まれ生涯に亘ることがあり,
此処に流れる時間そのものが,あの調べに重なる。 
沈黙こそ至高の表現であり  静寂は究極の音楽と感ずる

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まだ緑浅い5月、斜面に忽然と現れた大規模な遺構

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