JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
山梨に越してきて物足りないのは果樹地帯なので水田が少ないことだ。 この時期になれば田植えの終わった田んぼにカエルの声が賑やかなことだろう。
日本の原風景といえば稲作であり水田なのだと思うが、そんな風物詩に飢えている。もう一つは海がないが、代わりに3000m級の山があるから諦めがつく。
桜があっという間に終わったあと それを引き継いで華やいだ桃も去ってゆく
また来年。。気の抜けたような思いのなか、その光景をふりかえる
昨年は桜と桃の開花がほぼ一緒だった
雨のなか小山城址の咲き具合を見に立ち寄る
春は真言宗の名刹慈眼寺の桜から始まる
晴れればここは 菜の花と桜の 絢爛豪華
(震災の被害を受けた仙台空港)
明日11日は大震災から13年…地震と津波には主体というものがない。人間で言う意思も目的もなく、たとえ人類がいなくてもやってきた。
比べて3月10日の大空襲は100%の人災である。一夜にして10万人という犠牲者を出さなければならない人間の『意思とその目的』とはなんだったのだろうか。
天災は防ぎようもなく、祈ってもやってくる、ただ防御に英智を集結するしかない。しかし人災は英智を集結すれば発生そのものを防げる…本来なら天災よりずっと対処可能なはずなのに…
天災と病魔だけでも十分な脅威がある、加えて争い合うことへの莫大な費用と英智という不条理をどう考えればいいのか。…知恵の裏側に潜む人間の性というしかないのか…
歴史は戦いの歴史であり、それが世界を変えてきた。 『映像の世紀』の音楽に、その暗澹たる重苦しさが表現されている。
https://www.youtube.com/watch?v=Iv-FTxisEpM
2016 3月10日
数少ない私の友人のYが、入院していた病院から突然いなくなったのは5年前だった。