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2019年02月20日 20時06分 | カテゴリー: 総合

子どもの貧困

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児童憲章
児童は 人として尊ばれる
児童は 社会の一員として重んぜられる
児童は よい環境の中で育てられる

 今日もこの文言を唱えて会議に入った
親は選べない、そんな親の下に生まれた不運はある、しかし親が違ったら自分ではなくなるという残酷な事実…これをどう受け止めたらいいのか
海外から日本の虐待や貧困の状況は指摘されている。
今や先進国の中での子供の貧困は最悪の状態になっている。その大きな要因が離婚による母子家庭が父親から養育費を受けている率が3割を切るという実態。
米欧で60〜80%。北欧のスエーデンに至っては100%という。この格差は親権の決定だけで離婚が成立し、養育費の問題を自己責任という論理で国家が介入しないことにある。諸外国では不払いを犯罪と扱い、免許の剥奪などペナルティを課している。70%を越える養育費の不払いには、DVなどの要因で男性と絶縁したいという、もはや論外な事情が30%もある。
 フランスでは婚外子が五割を超えていて、しかし立派に職業に就け、労働環境は日本より遥かに保護されている。どういう仕組みの社会なのか不思議と言うしかない。
 日本の財政に占める教育費の割合は先進国の中では低く,その分が道路などのインフラに回っている。人口減による保有台数の減少傾向は明らかなのに依然として建設が盛んである…これだけ道路がある国があるだろうか。国土に対する道路面積比などの指標があればトップクラスではないだろうか。数十年後、その莫大な維持管理費は少子化での少ない税収のなかで、子や孫に重くのしかかる。
今が良ければいい,それは大人の態度ではない。
子は宝といいながら、世の実情はそうなっていない。
 子供が幸せでない社会に未来はないと思う。

執筆者: kazama

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