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2019年09月29日 14時34分 | カテゴリー: 総合

美ヶ原から霧ヶ峰 コスモス街道

美ヶ原から霧ヶ峰縦走

 むかしは登山の範疇だったこのルートが、いまはビーナスラインと称し、素晴らしいスカイラインとなっている。
 深田久弥の日本百名山に両方とも入っているが、徒歩しかなかった時代。この天上の楽園のような高原が、どれだけ素晴らしいものだったかは当時の人にしか解らない。便利さと裏腹に失うものを解ってはいても人間はその歩みを止めることができず、今に至っている。

 当初は有料道路だったので霧ヶ峰はともかく、美ヶ原は数回しか行ったことがなかった。

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   彼岸を過ぎたのに彼岸花が遅い コスモスがひとり賑やか

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      使途不明の小屋が物語る秋

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パン屋さんの敷地内だから その販売所?

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   台風が通り過ぎた この日の空の美しさ

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美ヶ原には美術館があり 駐車場から佐久方面の展望 荒船山が見えた

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浅間山から上田方面は雲の中

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誰もいない 広大な草原に秋風

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展示してあった写真 放牧の牛の向こうに冬空の主役オリオンが上がる

秋口にこの星座を見る凛とした想い もうすぐ東の空に上がってくる頃

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牛伏山への木道を辿る 自分の足音が生きる証し

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痩せた岩稜や人跡まれな山稜より 本音の自分はこんな所が好き

山から暗黙に課せられるもの、立ち向かう自分は何を求めてきたのか。。

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子供と来てみたい。。まだ家にいる錯覚  過ぎた時間への悔恨

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冬には広大な雪原に西風が吹く

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視界がないことによって得られるものがある

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降りてきた牛伏山 また晴れて美しい雲の日に。。

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山本小屋にあったローザ4WD こんなのをキャンパーにしたい

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RC166 6気筒マシンで疾走する さながらマン島TTのコース

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あるいはノートンマンクスのマイクヘイルウッド(笑)

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そういえば霧ヶ峰にバイクできたことはなかった

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帰路 曇天の同じコスモスを同じアングルで撮る

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可憐な花には曇天が似合う。オカルトっぽい絵になった。

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この退色した窓が 演出なのかは分からない

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よほど気に入ってしまった ここのコスモス

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コスモスの後ろの廃車。暮れかかる空は弱弱しく晴れて、夏の未練のようだ。

コスモスはまだしも、彼岸花はその未練を容赦なく断ち切る。

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 今年は彼岸を過ぎて咲いた彼岸花。。梅雨明けが遅く夏が短かった体感からすると盆も、それから暦上の彼岸も早くやってきた気がする。たしかに今頃が彼岸でもよさそうな時間感覚がある。暦による定量的時間によって行動する人間と、暦というものを持たず自然環境に適合して生きる動植物と、どっちが生物としては正しい(笑)生き方なのか。

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この花の毒気とはなんだろうか

夏から秋へのうら寂しい時期に、墓場を好んで(笑)咲き

ど派手な水っぽい艶やかさが衰えると、見るも無残に醜態をみせる

それが(何かを)暗示するからではないだろうか。

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執筆者: kazama

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