天空見張人

桜の終わりかけた慈眼寺　桃はこれから盛りを迎える

桃のはじまり　去りゆく桜

経済の停滞の影響か　季節外れの高い空に　咲き始めの桃

色は匂へど　散りぬるを

我が世誰ぞ　常ならむ

有為の奥山　けふ越えて

浅き夢見じ　酔ひもせず

盆地の対岸から京戸山扇状地を見る

正面が大栃山（神座山）　左へ御坂峠への斜面

更に笛吹川は西へ。。やがて富士川となって太平洋へ

ここは神坐山からの斜面に広がる桃畑

夕暮れ近い桃畑

澄んだ空に白い雲　菜の花畑のイベントは中止

ここを別荘にしたい

澄んだ空に　便数の減った飛行機雲の名残り

日いちにちと緑が濃くなる

この小高い魅力的な頂上で　弁当を食った

摘花作業中　果実のならせ過ぎによる弊害を防ぐ

こんな曇り空と花は似合う

晴れた午前の　輝くような美しさ　花はその引き立て役に過ぎない

桃の木も老木となり引退する　代わりの若木を獣害から保護する

背後の山といい　ここは風景として完璧な桃畑

この美しい日　　主役は透明の雲　　

摘花作業風景

澄んだ空に似合うのは　花よりこの緑

ピュアのかぎりの　この日の午前

前夜の強風に乗って藪に訪れた　コロナからの守護神か。。

神座山はこの地域の盟主的貫禄

blue　in　blue　限りなく透明に近いブルー

花のおわりの　古木の貫禄

お気に入りの構図の夕暮れ

まるで秋のよう　高い空に高層の雲　

農地に行くのはblueの軽トラがいい　仕事に見える

挨拶をすると笑顔を返され　はてあれは誰だと思われる

どこを歩いても空が主役

草花もみな　この空を望む

いつも桃の向こうの神座山　こちらから登りたい

ここの眺めもお気に入り　旭山烽火台から達沢山への尾根は人跡稀

澄んだ大気は秩父連峰に降った季節外れの雪を遅くまで残した

桃畑のグリーンは美観の要素

タンポポの想い　遠い空　蒼い山なみ　白い雲

桃を辿った路の　ゆるい登りが　もう尽きてきて

来年ですか　ごきげんよう　また来る春に

( F )