JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
耐えがたきを耐え、忍び難きをしのび…
炎天の静寂のなか 陛下の声が山河の隅々までも沁み渡っていった日…
その8月15日を核としたお盆が、送り火の淡い煙と共に去っていった
八月6日のヒロシマ、9日の長崎。12日の御巣鷹山。
320万と言われる戦死者..全てが人為的な厄災の、八月は祈りの月
夏の盛りが微妙な陰りを見せ始めるこの時候に
先祖や肉親への思慕を込めた深遠な風習…
この国の風土と融合したお盆の情感はうつくしい
この夏はコロナの自粛で子供たちの帰省はなかった
ふるさと公園での夏祭りは中止になった
危険防止や高齢化により野焼きでの最後の送り火
夏の名残りが夕暮れの雲間に。。懐かしい伊勢原の太田
笛吹市より大菩薩の上の積乱雲は夏の定番だった
お父さんの帰宅も あと一日
この愛おしい 慣れ親しんだ路
この灯りのなかにいると 共に居る気持ちになれる
この温もりは 変らぬ家族への想い
送り火の日。。また来年
炎の深遠 そこに祈り 託すもの
ふるさと 相模川のながれ
哀しむなかれ 愛車ランクル
去るお盆 また来る夏を
執筆者: kazama
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