JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2021年03月07日 17時16分 | カテゴリー: 総合

令和3年 冬日本海

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冬は寂しい海に向かいたくなる。コロナ自粛のなか
コンビニにも寄らず、人と接触しないと決め糸魚川にむかった

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もっともそれはいつものこと。車中泊だしグルメ志向もなく
風景が目的なのだから日中にレストラン等に入る気にはなれない

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冬型の気圧配置を狙うから山梨は晴天、勇壮な甲斐駒を眺め北上する

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その北尾根にあたる険悪極まる鋸岳、過ぎた日の息ずまる登行を想う

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コロナで閑散とした白馬を通過し 五竜岳を振り返る
思えば未踏で終わったが、なぜか後立山連峰には未練がない

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いつも撮る日本昔ばなしのような 姫川沿いの雪国の山村

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今回は初めて姫川を渡り 山村に入る 長い歴史を物語る佇まい

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折しも大糸線が通りかかる 南小谷まではJR西日本の管轄

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幾多のローカル線を抱えた西日本の中でも存亡の危機に瀕する区間
民間の採算とはいえ国土保全の使命を背負うことへの支援が欲しい

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どこか郷愁を感ずる この山並み 山国生まれ故なのか。。

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山を見上げるときの 懐かしさと畏敬の念

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しかし足を踏み入れてみれば腰までのラッセルの苦行(笑

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糸魚川から8号線を北へ 名立の畑から 私の日本海屈指の風景

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なんでも絵になる気がする(笑

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やはりトラックが絵になる

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雪道に霧。。うっとりする夢幻の道

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雪の降る街を

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バス停は 誰かの出発点 そして帰るところ

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米山の小さな町の ここは必ず立ち寄る 寿橋のたもと

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かっての寿橋 この空 この街の佇まい ここでの暮らし。。
ここでひっそりと暮らせたら。。ないものねだり 

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雪の米山市街 けぶる聖が鼻の突端

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潮風の吹き抜ける街 海のふるさと 寿橋の通りの米山市街

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寄り添う 上輪の暮らし

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上輪から壮大な8号線陸橋下をくぐり柏崎に向かう

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日は西に去り 海が暮れかかるころ

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総ては海をめざす その総てを受け入れる ここは終着点

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冬の海の 最果てに 今日が去ってゆく。。

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家路 ヘッドライトは人のいとなみ

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海に面した美容室 ここも必ず撮るところ(笑)もはや変質者か。。
美容師さんを見たことはないが 灯りにホッとする

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出雲崎から角田岬への海辺で暗くなる。。

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車中の枕辺に届く海鳴りは いつしかまどろみの 山の風音

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今回は行けなかった 寂寞たる角田岬の残像

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明ければ無風 青い海のむこう遥かに佐渡が横たわる
マリン担当時代に出張ついでに訪れた 
ネクタイの私にバスドライバーの怪訝な顔
「この先会社なんてないですよ」訳を言うと一転し貸し切り観光バス
終点で乗り換え待ち一時間半 ベンチひとつない海の田んぼ
何もすることのないあの時こそ 佐渡の珠玉の時間

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♪~佐渡と柏崎はよ~竿さしゃ届く。。
佐渡汽船も人口減とコロナで大変らしい

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雪解けの 日本海を臨む畑 こんな所で働きたい

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ご先祖さま達にも 雪解けがくる

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この海に生きた証 厳冬期の 海を見る墓標

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海和む雪解け 風呂桶。。海を眺めて風呂で寛いだ故人だった?(笑

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半農半漁か。。山村での農業を営んだ父に見せたかった海のくらし

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畑の土手の 雪解け模様は造形の妙

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この自販機の赤が目立つのは雪国ならでは? これも必ず撮る変態

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旧八号線の崩落 宿命的な西風の海岸の浸食が風光をも産んだが。。

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さびれる。。「こども時代館」鉄人28号が哀しい こどもの歓声
ひとみの輝きは今いずこ。。この国が迫られる老いの、大人への覚悟

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まじかで見る8号線陸橋の壮大さ

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雪解けまじかの どこやら穏やかな川辺

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ここはダートの これも古い時代の8号線か?

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フジG690 中版フィルムで撮った過去の米山とその象徴 聖が鼻
雪が解け晴天のチャンスに その突端へ行けないか偵察する

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尾根上を目指す 雪解けでヌルヌル
滑ったら遥か下の海 はやムズムズする 

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突端にむかい さらに尾根が細くなる

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聖が鼻が目前に 鋭いギャップが落ち 両側がスパッと切れている
このヌルヌルのリッジを、とても降りる気にはなれない
降りて聖が鼻の突端に立ったとして 今度は降りが怖ろしい
ここは乾いたグリップの日に 出来たらザイル確保で登りたい

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聖が鼻を諦め 米山を後にする 東に威風堂々の盟主米山
♪~米山さんから 月がでた と唄われる光景を見たく思う
望遠レンズで避難小屋が見える 登ることを心に決める

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糸魚川で日本海にお別れする また遅い秋か雪の冬か。。

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姫川沿いの街道は 灯し頃

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家路を乗せるバスのあかりは この世のぬくもり

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バスを降りたら この坂を登る

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もうすぐ雪解け

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山には山の 海には海の
この世の厚み 人のいとなみ

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執筆者: kazama

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