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2021年10月13日 12時07分 | カテゴリー: 総合

秋の佳き日 運動会

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太宰治の小説「津軽」の中、戦時中の寒村がもぬけの殻だと思いきや村を挙げての運動会だった下りが良かった。実際に運動会ほど平和で希望に満ちた光景はないだろう。「子孫繁栄」は人間のみならず生物たるものの根源的な願いであることだろう。子の幸せは親の幸せ。子の元気は親の元気。運動会はその象徴のようだが運動が苦手な私には憂鬱の極み、親の前で不甲斐なさを見せる場だったから親孝行できなかった。
 この写真は未だコロナのない 秋の佳き日 幼稚園の運動会

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高い秋空に恵まれ 園児の黄色い服がしみる

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卒園した小学生だろうか 妹や弟の演技を眺める

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リレーも全員参加だろうか 我が子の頑張りが胸にせまる

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施設や下駄箱に わが子の名前をさがす

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晴れた空に 一人ひとりの影がある 生涯不可分の自分というもの
その長いつきあいを、自らを友とし そして慈しみ 生きてゆく

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運動会のかえりみち この何気なさや普通なことが 過ぎてみれば いとおしい 
  

執筆者: kazama

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