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2022年08月04日 16時03分 | カテゴリー: 総合

稚児になった日

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生家の兄から隣家のお嫁さんの照美さんが施設で死亡との事,
88歳だった。
 てるみさんの結婚の儀に小学生の私と親戚の和枝ちゃんが稚児として三々九度のお酌の役割となった。2人で小学校を早退きし,晴れがましくも緊張した。静々とお辞儀すればいいのに緊張のあまり
『こんにちわ』と大きな声で言ってしまい恥ずかしかった記憶がある。
… そしていま 7月末の晴れた葬儀の日
稚児になったその日のことを思い出した。
和枝ちゃんは訃報を知っているだろうか‥
そしてあの日の晴れがましさを覚えているだろうか。
和枝ちゃんとは何十年も話したこともないが,照美さんの葬儀の日にあの日を回想するのも供養になる。同窓会の名簿から嫁ぎ先の農家に電話してみたが,不明の電話に今どき出なくても仕方なかった。

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執筆者: kazama

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