JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2024年05月01日 16時19分 | カテゴリー: 総合

2024 桃の光景

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今年は桃が遅れ桜と同時になり いっときの華やかな桃源郷になった
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八代ふるさと公園の桜と桃
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慈眼寺は桃源郷の三要素がそろい 艶やかで人気がある
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菜の花と桃の競演
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桜の前に急逝した義兄に見せにきた

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慈眼寺を後にする
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暮れてゆく空に いまは明るい桃の花ざかり
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ライトに浮かび上がる春の宵

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斜面一面に桃の花盛り
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さくらの妖艶さに対し 桃は可憐な明るさ
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午前の蒼い光に いまを輝く
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背景の山なみとあわせ ここがお気に入りの場所
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菜の花と桃と 青い空に白い雲。。この世の春
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畑のうしろの山も デリケートな萌え木色
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何度も登った この峻峰も ジオラマの如く
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曇りの日はまた 重厚な花景色

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畑のうしろの この山に別天地が? でも登れば只の藪(笑
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しかしここは 観光農園に非ず あくまで生産の場
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摘花作業で花は地に。。

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かなり奥地の ここは遅くまで咲く小天地
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この桃が根を張った土地、ここで生き、実をつける歳月

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畑の中の道具置き場は バーバ、ヤーガの小屋と勝手に命名(笑
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この小屋を経て、キエフの大門に至る 組曲 展覧会の絵の舞台
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ここ大門からの壮大な眺め 古来からの人のいとなみ

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目を転ずればそこは どこか惹かれる 穏やかな谷間
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ゆるやかな尾根は 好みの植生 これが桃源郷?
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しかしこの穏やかで明るい頂稜で 義兄の訃報を聞いた
なんたる春の霹靂 哀しみは明るさのなかでこそ際立つ
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萌え立つ山々 その中でなお 春に背いて散る花か。。

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春の木立のうえに 幸せいろの雲。。 このときを忘れない

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ああ、永遠が見える。。そう呟いてみたい
はじまりも おわりもない時
案山子にはたぶん  永遠が見えている

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神奈川から来て 花一面に魅入る子共たち 
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西日に映える
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日が沈み 藍色にほの明るい桃明かり
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大蔵教寺山の東面に笈形焼の灯りがともる

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農道を帰る灯りに浮かぶ桃の生花

東の山の大文字焼は15日までで桃源郷の終わりを告げる
次は8/16の送り火の夜 暑さのなかに秋の気配が忍びよる頃
季節はめぐり また来る春を

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( Fin )

執筆者: kazama

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