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2014年03月11日 11時45分 | カテゴリー: 総合

花の生き方

   震災関連の番組の締めくくりとして人間のおごり(その結果)である.というメッセージで結ばれることがある。

私も現代の風潮にはそう思うし.偏屈で人一倍厭世観が強いほうだと思っている。

…しかしそのことを震災や津波と関連づけるのはどうかと思う。生活様式がCO排出などて温暖化の要因になってるのとは違い地震や津波は人間の営みとは関係なく.例え人類が存在しなくてもやってくる。…言葉の響きはそれぞれの立場で違ってくる。おごりである.と広い意味で発言しても.実際に被災された方にそれがどう聞こえるだろうか…天罰である.そんなふうに受け止められる怖れがある言葉だと思う。

    …私は自然に対してはニヒルな考え方をもっている。自然は善悪などを越えていて.正しく生きればそれに応えてくれるというものではない。ただそこにあるだけで.そこで生きる方法として順応していくしかないし.他の生物も例外なくそうしている。…清く正しく生きれば自然か応えてくれるのではなく.自分の心の平穏が保たれ.素直に事象を受け止められるだけだ。それがいちばんシンプルなやり方であり.それ以外の生き方はないのだと思う。

   …花が美しいのは褒められたいのではなく.美しく生きるのがいちばん合理的なことだからだ。誰のために美しいのではなく自分のために美しいのだと思う

執筆者: kazama

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