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2014年12月19日 18時40分 | カテゴリー: 総合

   双子を科学する

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   里帰りで一歳半まで双子の姉妹と生活を共にしてきた。

一卵性なので似てはいるが仔細に観察すると容姿も性格もかなり違う。

しかしそれは同時に比較してみての話しで.単独に切り離して見ると途端に見分けが難しくなる。   抱っこしてるのがAだと思っていると向こうにもAがいて.そうかこちらはBだった….なんてことが良くあった。これは母親でさえそうだ。

…このことで人間の認識のメカニズムの一端が分かる。   多くの場合.人間は個の特定を比較対照して識別しているのではないだろうか…カメラで言うコントラスト識別法とでも言うのか.その比較する対照がないと途端に特定が難しくなる。

…一卵性の双子は生物学的にはクローンの範疇だという。   しかし同一の指向をもっていたり同じ行動をするかというとそうではない。むしろ相関関係ともいえる相互作用が二人の中にある。

…双子の子育てを見てきたが.通常の一人っ子の子育てを思うとシンプルを通り越して寂しいようにさえ思えてくる。

11月に東京へ帰っていったが.これからの双子姉妹の人生を想うとき.この世に自分の分身のような.文字通り同胞がいるのはどういう感覚なんだろうか   …このことにフロイトとかユングとか(ちょい大げさか).心理学全般もあまり触れていない気がする。それは心強くまた愉しいようにも思える。 半面双子の側から通常の「一人っ子」をみた時.天涯孤独な寂しい感じがあるのだろうか。だとしたらその孤独感が.こうしてブログだとかSNSへ向かうことの遠因ではないだろうか(笑)

執筆者: kazama

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