JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

  This is a static page.

2015年01月03日 21時21分 | カテゴリー: 総合

三が日   過ぎれば只の   老夫婦 

20150103-dsc_9193_01.jpg

以前にも紹介したが、何十年も前に新聞に投稿された川柳...

当時は、まだ若かったが、その洒落たペーソスが印象に残った

それがいつの間にか我が身に置き換えられるようになってきた

子供たちが、それぞれの生活に戻っていった夕刻の静けさと余韻

それは寂しくもあるが、この境地はむしろ情緒として感じられる

かっては私が父母に見送られたが、世代は連綿と継承され、くりかえされる

私の賑やかな時代は過ぎ去り、初老の境地は大方こんなものだろう

それを嘆いてみても仕方がないし、むしろ詫びさびと捉えればそうなる

この川柳のように客観的に、そして皮肉っぽく見られる余裕が欲しいと思う


   ...ガランとした部屋にさし込む月光に誘われ、冴え渡る月夜の散歩をしてきた

こんなとき明かりを持つとムードが台無しになる。都会ならいざしらず、

田舎道を無灯火で歩くのは警戒され、また徘徊と思われる恐れがある

執筆者: kazama

This post was displayed 714 times.