JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
This is a static page.
南の果てへ行っていた太陽が回帰線にタッチし、いよいよ北へ帰り始めます。
太陽はもう、春への歩みを始めるのです。この日を元旦とすればいいと想うほどの壮大な分岐点なんですね。
古代人は、暗く寒い冬から、暖かい春へ向かう転機となる冬至の日を待ちこがれ、神聖な日として祀っていたであろうことを、遺跡から読み取れます。
私も単身赴任のころ、ゆず湯ならぬテントで夜を過ごすセレモニーをした事があります。
近くの城跡の高台で、入り口を朝日の方に向けてシュラフに丸くなって夜明けを待つ。
やがてテントの生地をうっすらと透かし、ひそやかに訪れる夜明けの静謐さから、
太古からの坦々とした時の流れと、この宇宙に生きられる幸せを感じます
執筆者: kazama
This post was displayed 952 times.