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2016年01月04日 07時21分 | カテゴリー: 総合

… 時間とはなにか …

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もう4日,惰性の日々がすでに始まった…元日などにふと思うのは、いったい今日がどれだけ特別な日なんだろうという疑問…ほんとは全く特別ではなく、ただの1日に過ぎないのではないか。それに暦という連番を貼って数量化し、共通の概念化したのは偉大なことだと思う。

しかし時間という実体はこの世にはなく、単なる概念ではないだろうか。時計は時間ではなく時計でしかない。さらに昨日より今日の方が後であると言い切れるのか、原因が先で結果が後と言い切れるのか…たしかに時間には一方方向にしか流れないという厳然としたものを感じてしまう。

エントロピーの法則というのがあって、万物は崩壊する方向にしか変化しないという定理である。それはたしかに事実のようで、なんでも風化して行く。しかしそれも風化が後だとはいい切れなくて、原材料に戻って行くようにも考えられる。

今が以前より後だと感ずるのは自分自身には寿命があって、その生身の感覚から万物を見るからそう見えるのではないだろうか…時間というのはひとえに命限りある生物の感覚なように思う。たぶん自然には時間はなくて、ただ現象があるだけではないだろうが。こんなことを考えても何にもならないし、子供にはむしろ有害でしかないだろう。しかし滅びゆく自分が、万物と同じように、ただの、本来の原材料に戻って行くだけであり、岩石や空をゆく雲などの側に戻るだけだと思えば、けっこう救われる気がする。

執筆者: kazama

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