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2016年03月05日 20時48分 | カテゴリー: 総合

 --- 供物 ---

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家から徒歩一時間ほどで登れる蜂城山738mの頂上には江戸時代の社がある。

ここに体力維持とお祈りを兼ね登っている。供物として冬には蜜柑を供える。

翌日になって供えてあった蜜柑をいただき、新たな蜜柑を供えて降りる。

軽く汗をかいた後の蜜柑は時には凍っていて美味しく、山頂の愉しみである。

ところが以前から度々、食い散らかしてあったり無くなることがあった。

残骸が残っているのは鳥の仕業だろうが最近は綺麗に跡形もなく無くなっている。

たぶんパクリと咥えられる動物だろうから、たぶん四足の住民なのだろう。

最近の様子では先方もすっかり日課になり、当てにしているようだ。

私が山頂で蜜柑を食べるには2個が必要となり、且つお供えを戴くという有難みがない。

蜂城山の謎の住民にとって、私は麓から蜜柑を給食に上がってくる人夫になっているらしい。

物陰から正体を見たいものだが、もしも熊だったら供物どころか生贄にならんとも限らない。

執筆者: kazama

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