JOURNAL SKIN
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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始発のバスは乗客がいなかった。
定刻になり、見送りのためバスに向かうと、ドライバーが出発のアナウンスをしていた。
目があうと空車だからちょっと照れくさそうだった。
カッコつけの私なら見られたくない自分への儀式だったろう。
見てはいけないシーンだったかもしれないが、生真面目さが爽やかだった。
空車に流れる、今日1日のスタートを宣言する彼の声…
仕事の尊さ、日常の安全を支える心のけじめ、
バスを見送りながら、人間っていいなあと思った。
執筆者: kazama
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