JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
日本海へはここを通る スローガンに胸が痛んだ
国道8号線を北上 風吹きすさぶ海
必ず通る名立の灯台下の道
哀しみ本線日本海 北陸本線
米山付近の丘陵からの海
未曾有の大寒波… 空の異様さは何かを迫るかのようだ。
海はそれを反映し、水平線の果てまでも嘆くようにうねる。
その広漠たる海には意思も主体もなく
巨大な無機であることに言い知れぬ不気味さがある。
抵抗しても叶わぬ巨大なものに、畏れのような美を見いだすのは、
受け入れるしかないことへの一種の順応ではないだろうか
この海を前にした暮らしを想う
牛ヶ首層内褶曲 1万3千年前に隆起した地形。北陸本線がトンネルで通る
シベリアから 沖合から 周期的に押し寄せてくる雪雲
海の虹 雪やみぞれのあと晴れ間がくる 目まぐるしく天候が入れ替わる
なにかを暗示するような夕暮れ
暮れる角田岬灯台
笹川流れを目指し更に北上 暗くなってゆく海が身に迫る
偉大なる建造物 国道8号線橋梁
海のくらし
海岸まで積雪するのは珍しい
海のむこうに 冥界があるかのような。。。
ロシア北極海沿岸か...... むこうに山があるかのような不気味さ
道のすぐ向こうに この世とは思えないような海があった
この深い青が沖合から迫ってくる 無機質な その不気味さ
耐える... 健気に生きる姿に救われる
糸魚川から再び大町を目指す 豪雪で通れるか 大型一台で遮断される一本道
山間地では除雪にフル動員 UD特装除雪車
こちらが後ろなのが拍子抜け
荒れた富士山も大寒波の姿 何度も登ったこの山 あの広大な寂しい海より,遥かに身近である
執筆者: kazama
This post was displayed 970 times.