JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
老朽化のため11月で18年の勤めを終え退役する清里のピクニックバス。
運転手の彼は新車からだったが、この日がラストの運転になった。
感慨深い最後の運転に邪魔かと思ったが同乗した。
最初のころはピカピカで高原を走る姿が華やかだったが、
18年の歳月はくたびれるのも無理はない。長い坂では40人も乗ると苦しいらしい。
…二人の会話が黙々と坂を登るバスに伝わったろうか。
最終便には女性が2人乗ってきた。 清里に来るたびにこのバスに乗った2人にも今日が最後の乗車、
この姿が清里に見えなくなるのは寂しいと言う。
最終乗務の運転手を労ってくれて2人がバス停で降り、立ち去るバスを見送る姿がミラーに見えた。
坂を下るとき、やはりサスの動きもよれて老体を実感する
車庫で彼が愛着を込めて掃除をする様子がわかる
立ち去るとき彼はバスに向かって最敬礼し『お世話になりました』と言うのが聞こえた
執筆者: kazama
This post was displayed 1066 times.